2014年7月15日火曜日

国会閉会中審議、何故今なのか?

日曜日の滋賀県知事選挙で、自公が推していた候補者が鉄板で勝利と言われながら嘉田前知事の後継者に敗れたのことは、久し振りの朗報として受け止めることが出来た。これで応援した民主党が有頂天になるようなことは無いと思うが、政権与党が荒野を行くが如き傍若無人の暴走について少し反省することを期待したいものである。憲法解釈を僅か19人の閣僚の合意で変更することを暴挙と自覚できない政治家もおかしいが、これに異を唱えない大マスコミがあるのも不思議と言えば不思議。

しかし聞くところでは、地方新聞でこれを是としたのは僅か数紙に留まり、大部分は反対を主張しているらしい。中でも故郷の地元紙「信濃毎日」はかなり強烈な反対キャンペーンを繰り広げたと報道されているので、些か誇りに思ったりしている。願わくばこの後繰り広げられる福島と沖縄の知事選でも、野党候補に勝ってほしいものだ。昨日と今日、集団的自衛権に関する憲法解釈変更について、国会の閉会中審議が行われている。注目に値しないと思うので中継は見ていないが、この下手な芝居に野党は何故合意したのだろう?

通常国会を延長して延々と議論するならば兎も角、言い訳のアリバイ作りに手を貸すようなことをしているから、1強なんて状態から抜け出す目途が見えてこないのだろう。国対政治の実態ほど素人に理解し難いものは無い。閉会になった以上は、地元に帰って死に物狂いで田起こしをすべきだろう。安倍政権を高転びに転げさせる絶好の機会ではないか。幾らテレビに映ることができるからと言ってヘイコラするな。ふざけるな!と言って蹴飛ばしてやればいいと思うのが素人の浅はかさかな。

しかも昨日の夜から今朝にかけてのニュースで見る限り、相も変らぬ議論とも言えない擦れ違いばかりではないか。当たり前の話である。政権側の論理は最初から破綻しているのだから、まともな答えを期待する方が無理である。答える側の無神経ぶりも見上げたものとでも褒めるべきか、相当なものである。未だに堂々と、あのあり得ないとされた、米国の艦船に邦人避難家族が乗り合わせているイラストを使用している。

野党の側もそれを許しながら、一般市民に分かり難いなんて言っても始まらぬだろう。答弁側に座っている岸田外相、小野寺防衛相の緊張感に欠けた顔、あくびを我慢しているような麻生財務相の顔。彼もたまには答弁しているのだろうか?余りに馬鹿馬鹿しくて調べる気にもならない。質疑の際に相手に対する相応のリスペクトの念は必要だろうが、与野党で馴れ合うことだけはしないで貰いたい。その点立派なのはやはり共産党かもしれない。後日共産党の質問だけネットで確認しよう。

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