今日も図書館

今日も朝から土砂降り、梅雨入りしているので当分は雨の日が続くらしい。雨になると歩くのも億劫になるが一方では運動不足も心配である。毎日1万歩程度は歩くことを目標にしてきたが当分は達成率が下がりそうだ。何事も自分に甘いのである、ずぶ濡れになってまで歩くほどの元気はない。婆さんから「普段無理しているから気になるのであって、普段何もしていなければ全く問題ないのよ。不便なものねぇ。」からかわれてしまった。

そんなに無理をしているつもりもないが、普段歩行目標達成がてら昼飯を食いに池袋まで往復すると2時間くらいを消化できる仕掛けになっているのだが、出歩かなくなると暇潰しに苦労する。ネットで囲碁も善いのだが、午前中から囲碁を始めると結局丸1日囲碁になってしまう。1日に10曲打ったこともあるが、負けて熱くなりすぎただけのことで、精神衛生上は勿論、目なんかへの負担も相当だろう。

無難なことはやはり図書館にでも行って読書をすることだろう。昨日も今日も午前中から国会図書館で読書三昧だった。2日かけて「小説 外務省-尖閣問題の正体」孫崎享著を読み終わった。孫先氏についてはネットでしょっちゅう見解を聞いているので今更読後感でもなさそうだ。野田政権から現政権にかけて引きずられている尖閣問題の取り扱いは、外務省内でも多くのキャリアは間違った政治判断であることを知りながら、政権与党に適切な進言がなされ政府の方針転換がない理由は何か。

一に掛かって外務省の官僚がアメリカを向きすぎていることにある。即ちアメリカは先の大戦処理の際から、日本と中国やソ連との間に曖昧な領土問題を意図的に残したとも言える。太平洋の西側にこのトラブルが存在することで、属国化した日本が容易に中国やソ連と接近できず、アメリカの庇護にすり寄らざるを得ないようにしておくことがアメリカの国益にかなっている。非常にシンプルで分かりやすい絵解きである。著者自身が元外務官僚だからあながち嘘とも言えないだろう。

日本人はどんなところに居ようと、所属する組織の論理と言うモノがあって、個人が勉強の末に組織の誤りを発見しても、個人の力でこれを糺すのは容易でない。これは昨日よんだ昭和25年の文藝春秋にも書いてあった。著者はネットでも現体制への警鐘を乱打し続けているが、マスメディアからは段々遠ざけられ、語ることがどんどんマイナーになっている。この小説の主人公のような青年官僚が出現することを、著者が期待する気持ちは十分理解できた。

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