2014年3月6日木曜日

志賀高原でのスキー


3日の月曜日から昨日まで3日間志賀高原のスキー場にいた。スキーを履いたのは月曜日と火曜日だけ。そのうち月曜日は終日雪に風で天気が悪く、余り快適ではなかったが、火曜日は朝から快晴、しかも朝の気温が零下18度と冷え込んだのでスキーには絶好のコンディションとなった。志賀ではこの冬未だ一度も雨が降っていないそうだが、3月らしく固く絞まったアイスバーンの上に昨日からの粉雪が10センチほど乗っている。

多分1年を通してもそんなに沢山無いと思われるベストな状態となった。前夜は正に高校の同窓会なので、酒を3種混合でしこたま飲んで、朝声が出ない程だったにも拘らず、9時15分から夕方4時15分までたっぷりとスキーを楽しむことが出来た。途中に休憩時間は取っているが、スキーを履いていた時間は5時間くらいにはなるだろう。宿泊地の蓮池からジャイアントコース経由で一ノ瀬、寺子屋、東館、ブナ平、焼額、奥志賀まで行って昼飯。

復路もほぼ同じコースでスキーをしっぱなしであった。昭和30年代後半の我々がスキーに熱中していた時代は、スキー場も今ほど開発が進んでいなかったが、何と言ってもリフトの機動力が違う。当時のリフト速度をJR在来線の各駅停車とすれば、現在は目的地までノンストップの新幹線を利用する以上かもしれない。丸1日に滑る距離を考えると、当時の1週間分ほどに相当すると考えてもおかしくない。3月4日(3日分はおまけ)の1日分だけで今シーズンは終わるだろうが、ことスキーに関してはお腹一杯と思っている。

お天気に恵まれたのもさることながら、昨今のスキー場はコース整備が行き届いて危険要素が除去され、、殆どのコースがシニアでも滑れるようになっている。上級者は少し物足りないかもしれぬが、我々は満足だし、スキー場を産業基盤として生業している地元の人にも良い事だろう。兎に角標高2000m近い幾つもの山頂から2キロ前後のコースを何本も滑ったのだから、往年の張り切りボーイ達も疲労が相当溜まった筈だ。

4日の夜も又酒盛りになったが、流石に前夜より1時間以上早くお開きになった。昨日はかなりゆっくりしてからチェックアウトして、さしたる運動はせずに帰宅したが、やはり疲労が激しかったのだろう9時過ぎには寝付いてしまった。お陰で今朝は普通の平日のペースに戻っている。いつものように昼飯は池袋まで歩いて行ったが、足に筋肉痛は無いようだ。むしろ風の冷たさをスキー場以上に感じてしまう。昨今のスキーウェアは保温効果に於いて嘗てとは大違いだ。そのうえ宿の暖房は病院並みで、浴衣1枚で過ごせているのだから、我が家にいる時よりずっと楽である。

同行の同期生は皆優秀で、現役時代は世界を股に活躍した経済人が多く、現在でも社会の動向について一家言を持つ人材が揃っていたのも、今度の旅が一層楽しくなった理由でもあろう。

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