2014年3月7日金曜日

寒さくらいは我慢をしなきゃ

桃の節句もとっくに過ぎたのに真冬の寒さが続いている。今日は医者を内科と泌尿器科を掛け持ちで廻った。内科では痛風予防の薬、泌尿器科では前立腺肥大予防の薬を4週間分処方してもらうのみ。痛風予防の尿酸値を下げる薬は既に15年以上、前立腺肥大予防の薬も6、7年は飲み続けている。医者は半年に1度くらいの頻度で血液検査をするが、数値的には殆ど変りは無い。大した金額ではないから黙っているが、データの共有が出来れば検査も半分で済む筈だ。

IT化が進んでいるとされる日本だが、こんな単純なことが実行できないのが不思議でならぬ。健康保険も組合が解散に追い込まれるところが出るほど逼迫しているようにも聞くし、医療費が国家財政を圧迫していると聞いて久しいが、誰かがその気になれば、無駄がもっと省けるだろう。日本は面白い国と言ってはいけないかもしれぬが、財政再建と大騒ぎして、枝葉末節でケチるくせに根本的なところにメスが入らない嫌いがあるように思えてならぬ。現行体制の中で安住する勢力を守ることが保守で、その思想が政官財のネットワークを強力に支えているのだろう。

何年も同じ投薬であり、血液検査の数値に変化もないのは薬が効いているのか効いていないかは分からない。医者の問診も聴診も決まりきった手順で5分と掛からず同じ処方箋が出てくる。薬の効果があるから数値に変化が無いと理解したいところだ。多分医者も同様に思っているのだろう。であれば、せめて診察の間隔を4週間から10週間とか25週間間隔に延長して、その分一気に薬を出してもらいたいものだ。薬の賞味期限とか、言いだせば出来ない理由は山ほどあるだろうが、いつも時間の無駄、結局は経済的な無駄を痛感している。

こんな太平楽を言っていられる日本は良い国だ。寒さや医者通いに文句を言ったのでは罰が当たるかもだ。少なくとも70余年の人生を通して国家の枠組みに大きな変動が無かったから、余り過去のことや将来について大きな不安を感ずることもなく、万が一の備えと言えば自然災害へのそれ以外は考えたこともない。しかし漏れ聞くところの遠国シリアとかウクライナの人たちどんな思いでいるのだろうか。イラクやアフガニスタン、レバノンとかパレスチナ、何れもどこにあるかも定かではないが、医者なんぞに掛かりたくて掛かれそうにない状況に置かれている国は沢山ありそうだ。

何れの国も外国の影響を複雑に受けて、国内が分裂し、大国の代理戦争みたい形で国内に混乱が生じているようだ。最近報道を賑わしているウクライナの混乱も米露の代理が国内で対立する構図のようだが、どちらが正でどちらが邪か。
素人にはとんと分からない。我が国の政権内部に黒海の北に位置する彼国の実情を理解し、将来を見通すことが出来る人物がいるとはとても思えない。平和を願っても相手が米露ではどうすることも出来ぬだろう。こんな時は黙っているに限る。口を開けば二股膏薬で虻蜂取らずになりかねない。出来るかな?

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