2014年2月28日金曜日

朗報で考えた

仕事をしていないので携帯電話が鳴ることは滅多に無いが、今朝比較的早い時間、10時頃だったと記憶するが、家から携帯に電話が来た。孫が都立三田高の入試に合格したとのこと。婆さんの声も弾んでいたが、こちらも気分が一気に良くなった。1年上の兄と同様滑り止めに日大桜ヶ丘を受験して、三田高校を受験したのは知っていた。娘からの報告によると、先生が三田高からワンランク下の高校であれば、推薦すると言ってくれたのを断っての受験とのこと。

偏差値と言うものについて何度聞いても理解が出来ぬが、都内に幾百ある高校が全て偏差値でランク付けされているらしい。娘の中学時代は、毎学期毎に通信簿を婆さんの実家に持参させ、祖父に見せて小遣を貰ってくる仕組みになっていた。孫たちも小学校低学年時代は、これに習って通信簿を見せに来ていたが、高学年になり部活のバスケットに精を出すようになった頃から習慣が途絶えてしまった。多分成績も順調に下がり始めたのだろう。学業の成績は製造責任者やら、そのまた上の責任者である己を思えば全く期待はしていない。

しかし、高校くらいは出ていないと何かと将来困るだろうから、何処でもいいから高校だけは行ってほしいと思っていた。従って推薦で行ける高校がるならそこに行ってくれれば良いのにと、内心思うが、他家の子供である孫の教育に横から口を出す訳にもいかず、今週はずっと婆さんと二人で心配し続けていたようなものだ。娘のところは年子である。昨年と全く同じ心配をして、同じように胸を撫で下ろしたことになる。

兄弟が同じコースを進むのは、親の手間も大分省力化できるメリットがあるだろうし、何よりも教育費負担が少なくて済むのが最大の親孝行だ。私学の日大桜ヶ丘に入学すると、学校への初年度の納付金額だけでも100万円近い。都立高校の場合は授業料が無償になっているので、制服代金やら何やら合算しても20万円とは掛からぬものらしい。高校から上への進学となると、つい2日前の報道に「大学に入学するためにかかる費用の目安」があった。概要は以下の通り。

「初年度は入学料として国立・私立大共に26万~30万円程度、そのほか国立大学で約54万円、私立大学では授業料と施設設備費・寄付金などが加わり、平均すると約115万円かかります。そのほか、就学・課外活動費や通学費などで年間15万~30万円程度の出費になります。※学校・学部により費用は変わりますので、大体の目安として考えてください。」この他に受験費用も馬鹿にならないようだ。東京を離れることになれば生活費も必要だろう。

何れにせよ現代は、親の負担が殆ど無い形で高校教育迄は受けることが可能になっていることが改めて分かった。我々の時代と比較すると相当な進歩だとは思う。しかしその先の大学となると大分事情が異なりそうだ。明らかに低所得層にとっては不利な条件となっている。孫たちが今後どんな道筋を志すか分からないが、これからの道は彼ら自身や親にとっても大変そうだ。

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