2014年1月18日土曜日

沖縄名護市長選

1強多弱と言われる政治情勢の中で行われる二つの選挙が注目を浴びている。一つは沖縄名護市長選、都知事選については別に日に書く。沖縄に住まいする友人もいるが、彼は元々東京から行っているし、政治なんかに興味が無い可能性もあるので、情勢分析は聞いていない。むしろ、今週新年会をした親しいブログ友達に聞くと、相当な接戦で、どちらが勝つか予想しずらいとのこと。但し、沖縄は産業らしい産業が無いところに持ってきて、公共事業に依存する土建屋王国なので、あれだけ札びらで顔をひっぱたかれれば、そっちに流れる可能性が僅かに高いかも。だそうだ。

元々の話は、普天間の代替基地を辺野古の陸上に作る予定だったものを、態々海を埋め立て巨大な計画に変更させたのは、日本の建設業者の要望によるものとの解説だった。沖縄の事情は何も知らず、メディアの報道に頼るだけだが、沖縄県にはどうしても異質なものを感じてしまう。本当はこれではいけないのだろう。友人は住みやすい土地だと言って、奥さんも沖縄の人を貰い1年の半数以上を沖縄で暮らしている。

そんな話を聞いてその気にならないまでも、なんとなく素直に同意できない。何故か、多くのリタイアメントの移住先として沖縄移住の話をあまり聞かない。むしろ沖縄は、まともなサラリーマンが勤まらない若者の出稼ぎ先とのイメージが強い。沖縄に移住するならむしろ、東南アジア諸国に生活拠点を移す人が多いのではないだろうか。正直な気持ちを書いたが、就職してからも沖縄渡航にはパスポート必要だった。正に偏見そのものだが、どうしても半分外国視している自分がいる。

現在生きてこの世にいるのは、沖縄の人たち(市民)が文字通り盾になって死んでくれたお陰であることは知識としては知っているつもりでも、重大な問題を聞いても感情移入できない自分が情けなくもある。それでも敢えて選挙について思えば、背に腹は替えられぬ喩えで、土建屋王国も分かる。しかし、海を埋め立てて巨大な滑走路建設には約10年の歳月が掛かる、一方普天間基地の返還は5年以内と総理が約束している。

そこに生じたギャップの5年間、現在普天間を使用している海兵隊は何処に行くのか?それこそ海外であれ国内にせよ、どこか他の基地に移転するすることだけは間違いあるまい。その5年間海兵隊の抑止力が低下しないなら、普天間に新基地を作る必要性がどこにあるのだろう?脳味噌の乏しい頭で考えると、全く理解できない。感情論で言えば勿論きれいな海をぶち壊すことには大反対だ。建設費用が約1兆円とも言われるが、それだけあれば農業でも漁業でも観光でも、産業振興策は幾らでもあるだろうに。

どっちにしても明日の夜には結果が分かる。

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