2013年12月7日土曜日

無駄な努力でなければいいが

大東亜戦争開戦記念日を直前にして気分が高揚したのかどうか知らないが、随分と戦争を意識している法案が成立したようだ。実質今国会は昨日で閉幕して、期末手当の代わりに会期を2日延長したとは、随分セコイ話ではないか。朝食時に我が家の解説員の解説を聞くと、今国会冒頭の総理所信表明でこの法案のことは一言も入っていなかった。それを急に持ち出しこんな強引に成立させるとは余程裏があるに違いない。

宗主国からきついお達しが無ければこんな無様は演じないだろう。何でも自民党内手続きも随分簡素化されたものだったとのこと。一昔前であれば総務会での後藤田さんのような長老の一言で、法案提出も無理だったに違いない。自民党もすっかり変わり果てたと言うことでしょう。この無法が世論にどんな影響を与えるか分からないけど、次の選挙までしっかり記憶に刻みつけてほしいものよ。でもね、皆忘れっぽいからだめかしら?てなことだった。

そうかそうかと頷きながら聞いていたが、アメリカからのプレッシャーてなんだろう?ひょっとすると、安倍さんが勇ましいのは踊らされているだけで、日本の自衛隊をアメリカ軍の傭兵として使いたがっているのはやはりアメリカと言うことか。言われてみればアメリカは農業と戦争を国家の二大産業としている節もある。人口がまだ増えているとは言っても自国の若者だけを消耗するのはそろそろ限界にきているのだろう。

日本人の大部分が日米同盟が対等の盟友関係と思っているが、アメリカ人が同じように思っているかどうかは相当怪しい。先の大戦時の構図を思えば米英中が連合軍で日独が敵国だったし、米中は共に強かだからテーブルの下でしっかり握り合っていても不思議ではない。勝手に想像すれば、シリアへの空爆に関してオバマ大統領の態度とインドネシアに外遊中だった安倍総理の発言がまるで噛み合わなかったことに安倍さんは相当ショックを受けたのではないだろうか?

まさか幾らアメリカでも、こんな法整備が無い国に情報はやれないとか、あれば上げるみたいな露骨なプレッシャーは掛けないだろう。それこそ特別機密だろうから、何が原因でこの法案にしゃかりきになったかは永遠に謎だろう。トラウマみたいものだろうが、法案成立で払拭されれば結構な話だ。しかしアメリカ辺りにすれば、法案があろうとなかろうと本当の機密情報なんぞそう易々日本に渡す筈は無いそうだ。

外務省や防衛省に正規ルートで入る情報の殆どは、漏れることが前提になっていると言う人が多い。本当の秘密情報は個人宛てに渡されるものらしいが、安倍総理にはそのルートが無いのでイラついたと見るのが妥当のようだ。今度の中国防衛識別圏騒動でのバイデン副大統領との話もまるで噛み合わないし、見ていて少し同情心が湧いた。無理な外交は止めて経済に専念しては如何かな。

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