2013年12月16日月曜日

年の瀬や 水の流れと 人の身は 其角

60歳代後半からは12月も半ばを過ぎるといつも虚しさを感じてしまう。「今年も何もせずに終わるなぁ」も考えてみれば当たり前の話で、人間にはそう多くのことが出来る筈も無い。普通に3度の飯を食って生きているだけでも有難いと思うべきかもしれない。70歳を過ぎれば古来稀としたものだから、身体特に五感の衰えを自覚して、過去を悔やんだり来年のことなど考えない境地に至りたいと思うのだが、なかなかそうはいかない。

不満を抱いて年を越すのは感心しないので、今年し遂げたことで満足すべきことを探してみた。先ず大した病気をしなかったことだ。一時腰の調子が随分悪くて密かに心配もし、それなりに気を付けたせいか、最近は快適とはいかないまでも、存外調子が悪くない。来年も1日1万歩目標の歩行を続けてみたい。2番目はやはり山歩きだ。今年で3年目になるが年間10回の山歩きも達成できた。毎年恒例になったが、首都圏の里山から始めて、トップシーズンには3千メートル級の山を縦走し、11月末に又近隣の山で締めくくることが出来た。
但し、来年は回数を減らして里山歩きをメインにするつもり。

3番目は出雲大社にお参りしたことかな。4番目は読書、読後感をチェックしてみると19冊の本について書いている。勿論読後感を書く気にならない本も少しはあるが、それにしても読書量もずいぶん減ったものだ。しかも印象に深く残ったと言えるものが少ないのも少し残念だが、20冊近くの本を読んだことだけでも良しとしよう。どうせ来年はもっと少なくなるに決まっているのだから。

残るところはこのブログしかない。今のところ読み返す気も起きないが、回数だけ見ると、昨日で既に292回になっている。昨年の276回を既にオーバーしている。来年も多分書き続けることになるだろうが、果たしてどんな事を書いたものやらだ。

1日は、若くてエネルギッシュに動けても年をとっても24時間。若い時でも1日に5時間は睡眠をとらねばなるまい。まして昨今は、昼間の居眠りを勘定に入れなくても1日8時間は布団の中にいないと身体が持たないと思っている。従って意識して使える時間は16時間。その中6時間ぐらいは、食事やウォーキングとブログ書きで使い方が決まっていると考えてよさそうだ。残る時間に何をするかだが、1日10時間は微妙な時間ではないか。やろうと思えば相当なことが出来そうだが、結局冒頭にに書いたように何もしていないのが現実だ。

宿題がある訳でもないし、試験や通信簿の脅迫、仕事のノルマは既に遠い世界のことだ。しかしそういった制約があったから、知恵を使ってさぼったり、時間を作って遊ぶのが楽しかった。と沁みじみ感じる今日この頃である。

明日も 漂う 波任せ 爺

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