2013年9月20日金曜日

良い気候になった

気が付くと随分日が短くなっている。事務所を出るのを19時半と決めているが、最近では既に真っ暗だ。自宅まで10分ほどの道だが、昨夜はところどころにある空地の雑草の中から聞こえる虫の声と共に、中秋の名月を心行くまで鑑賞出来た。台風18号が去って以来火曜日から4日間も気持ちのいい秋晴れが続いている。しかも今度の3連休もまずまずの天気とのこと。

移り気な日本の気候としては非常に珍しい。最近ニュースでしきりに日本の景気が上向いているような話題が流されるが、実感が伴わないので、どうしても素直に受け止めることが出来ない。その点天気予報は比較的当たるし、晴れの予報を聞くと信じて嬉しくなってしまう。調子に乗って、この連休にはきつい山登りを避けて、アルプスの裾野や北信のハイキングを楽しむことを決めた。

天気の関係で付け加えると、昨夜真夜中に大きな地震があった。普段少々の揺れでは目が覚めないつもりだが、思わず起きてしまった。結果的には震度2か3だったようなので、他の生理現象と関連してしまったのだろう。それにしても震源地が福島の浜通りで、福一原発付近は震度4か5だったらしい。それでも東電は早々と「昨夜の地震による異常は確認されていない」と発表している。地震による変化は無い方が不自然に思うが、地震が原因かどうかも確認できぬほど異常事態が続いていると言うことだろう。

我が信頼する気象庁によれば、地震の原因を一昨年311の余震とし、今後もこの程度の余震発生の可能性が大きいと言っている。相変わらず世界の注目を集めているにも拘らず、我が国では事故収束に向けて本格的取り組みが始まらない。事故の収束に関しては与党も野党も無いと思うのだが、与野党は互いの責任の追及ばかりだ。先の大戦直後に陸軍と海軍が互いに責任をなすりあったり、私は戦争に反対していたと言い出す人間が増えたのに似ている。

我が国では終戦時までは(責任を取る=自決する)だったので、皆死ぬのが怖いのは分かるが、それにしても鮮やかに責任を果たす人間が少なすぎる。そして責任を取る気も無い人間に限って「私が責任を取ります」と無責任に言うのも困った現象である。我が家では昨夜の地震について、総理の原発視察なんてパフォーマンスを、天が怒って警告を発したと受け止めている。

0 件のコメント: