2013年8月9日金曜日

老い先

8月は2度にわたる原爆投下、そしてポツダム宣言受諾と戦争にまつわる忌まわしいことを思い起こさずにはいられない月である。今日も長崎で原爆慰霊祭があっただろうが、ネットで見ている限り関連記事が少ないのにびっくりする。
むしろ先月末辺りから、選挙の連勝で勢いに乗っている政権内部から聞こえてくるのが、集団安全保障体制の見直しとか防衛大綱の見直し、ひいては憲法9条の見直しに繋がりそうな麻生副総理発言やら内閣法制局長官の交代ときな臭いことばかりで、うんざりせざるを得ない。

勝てば官軍で、しかも残存敵勢力が壊滅状態にあるのだから、やりたい放題は仕方ないのかもしれぬ。全ては選挙の結果であり国民の負託とは言え、今は序の口、これから3年の間に何が起きるのか、強気の婆さんさえ薄気味悪がっている。もう何が起きても気にすまい、俺は俺で勝手に生きるだけとうそぶきたいが、流石に孫の顔が浮かんでくると切なくなる。別に求められてもいないが、彼らの今後の人生に対して何らアドバイスが出来ないからである。我が生き方が後進に対し何の参考にも教訓にも値しないのは寂しい限りだ。

婆さんに言わせると、最低2か国語以上の外国語は身に付けないといけないらしいが、中3と高1の二人にとっては少し手おくれの感が無きにしも非ずかもしれぬ。大体小生にとって外国語なんて全く無意味に近いものであったので、婆さんの言うことが本当かどうか判断できない。中3の子はもう夏休みと言うのに、未だバスケの部活を続けているそうだ。今週も婆さんと電話で話したらしいが、お勉強の方は微妙!だけど、全国大会出場で静岡に行くことだけは決めているらしい。

兄の方は昨年3年生になると同時くらいに、さっさと退部してお勉強に取り組んだ。結果やっと都立高校に入学できたのを知っている筈が、弟は何を考えているのやら。兄とは異なり先発には絶対なれないのに、なのになぜ君は行くのか~?婆さんは明らさまに退部をそそのかすが、どうしても受け付けてくれないらしい。こんなことも年寄りがも心配しても始まらないのだろう。高校が私学となれば親は大変だろうが、二人とも税金では少し虫が良すぎるかもしれぬ。

兎角世の中は難しい。思い出は遠のき、将来はケ・セラ・セラ(Que sera sera)である。

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