2013年4月22日月曜日

ネット選挙解禁

先週末に購入したiPadminiのことが気になって、今日は日がな一日、事務所と自宅の通信環境の変更やらで潰れてしまった。スタッフにやってもらえば1時間足らずで終わるだろうが、自分の手でするとなるとこの始末だ。別に環境が変わったからどうと言うことはないのだが、どうせ暇人だから時間潰しになったこと、コードの混乱が少しすっきりしたことぐらいで善しとしておこう。

それにしても選挙にネットが解禁になるそうだが、これを自由に使いこなせる候補者がどのくらい居るのだろうか?少なくとも現役の議員で使いこなせている人は皆無に等しいのではと推測する。ホームページを開設し、メルマガをせっせと書いている議員は何人かいるし、議会でTwitterを開いている行儀の悪い議員もいるのは知っている。しかし、その程度のことで本当にネットを有効利用できるとは思えない。

インターネットは小生ですら多くの議員さんと同程度にある程度は活用できる。オートマチックの車で交通量の少ない公道を走るようなものだ。極端に言えばハンドルとアクセルとブレーキ操作をある程度分かりさえすれば、機械の構造なんぞ全く分からなくてもいい訳だ。しかしパソコンは触ったこともない家の婆さんが心配するように、あちこちでトラブルが続出することになる可能性が高い。

もう大方の人には忘れられているかもしれない大分昔に逮捕された例の脅迫メールの犯人、数か月にわたり拘束されているようだが、未だに警察は起訴さえできずにいるようだ。彼が真犯人であろうとなかろうと、インターネット技術に精通した人間が日本に何人いるか知らぬが、そのうちの一人が似たような行為に及んだら取締側は対応できるのだろうか?

ネット選挙の解禁ともなればオートマチック車を転がすような訳にはいくまい。少なくとも自分の陣営のサーバと作動環境、対する受け手側の環境について相応な知識を有する技術者がいなければ、真の意味での情報の受発信は適うまい。巷ではパソコンの売り上げが激減しているそうだが、パソコンに代わるIT機器の多様性は生鮮食料の比ではなさそうだ。勿論通信手段についても同様のこと。

たまたま流行遅れでタブレットを買い込んだために、改めてそのややこしさを体験した。民主党海江田代表が「自分は毛筆が好きでITは苦手」みたいことを言うのは、野党党首としてみっともないし困ったものだが、ある意味正直なので笑えてくる。実際は他の議員さんも50歩100歩だろう。これで政治家諸氏がその方面の専門家を雇わざるを得ないだろうから、雇用拡大のチャンスを作る事では意味がありそうだ。

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