2013年4月10日水曜日

情報機器の進歩、使って見なきゃ分からない

昨日は孫が進学した都立三田高校の入学式。娘から電話があったそうで、なんでも今朝の日本テレビの朝番組「ZIP」のカメラが入っていたから見てね、とのこと。普段見慣れない4チャンネルだが早朝から見ていると7時過ぎになって出てきた。現代高校生気質の一端を紹介する意図だったらしいが、婆さんに言われて関心を持って見たのが先ず制服。我が家では娘が二人とも制服の無い高校だったので興味があったようだ。三田高は男女ともに濃紺のブレザー。やはり学生には制服が良く似合う。

婆さんは下の娘の時にPTAの役員を務め、校長に制服を定めるように何度も進言したらしい。当時は実現しなかったが現在は制服になっているので、思いが適って嬉しく思うとのこと。脇にそれたがテレビが報じたのは、ここの高校生90%以上が持っているスマホのこと。孫も今まで携帯を持っていなかったが、高校入学が決まると同時にスマホを買ったことは聞いていた。このテレビを見て、これまでスマホ機能と特性について少し勘違いしていたような気がしてきた。

スマホの機能は現在使っている10年前の携帯と大差なく、画面が少し大きいこととフィンガータッチで画面を変化させることが出来るのが主な違いで、使い勝手がパソコンに近づいている程度のことは想像していた。「アプリ」もよく聞く単語だが、パソコンに入れているそれと大差あるまいとも思っていた。ただ電車の中の風景で、非常に多くの人がスマホを見つめているのは行儀の悪さだけ少し気にはなっていたが、どうも善悪だけで判断していいものなのか、もっと知る必要があるのかもしれない。

今朝のテレビは若者が利用する使い勝手の一例を取り上げたもの。都内の異なる中学から集まってきている筈の女子生徒たちが、入学式当日既に多くの友達を作っている現実があり、それがスマホに搭載されているアプリの一つ「ライン」の機能によるものであることを紹介していた。確かに「ライン」については先日孫と一緒にやって来た娘から少し話を聞いた。その時の理解は孫の中学生時代の友達のグループメールと勝手に理解したが、どうもこれも大分イメージが違っていたようだ。

たまたま昼に、放送局勤務50歳台の後輩と飯を一緒した時に聞くと、「ライン」は今世界的に流行している日本発のSNS(mixiやfacebookもその一種)であること。通信費が掛からないことから加速度的にユーザーを伸ばし、そのスピードはfacebookを遥かに凌駕している。facebookユーザーが1億人を突破するのに要した時間が5年程であるのに対して「ライン」は2年足らずで達してしまったそうだ。mixiでこの日記を書き始めたのが2005年10月だから7年半前になる。

当時は未だmixiでさえ流行り初めで、若者に負けずそのユーザーになったことを内心誇らしく思いさえした。以来こちらの脳みそはフリーズ状態にある訳で、その間世の中が進歩するのは当たり前だ。後輩の言によれば、時代の先端を行っていると思っていた通信会社でさえ、そろそろ時代遅れになりかねないとのこと。思えばiPhoneもiPadも手にしたことが無い。何でもそうだが、限られた情報だけでは実態が理解できないことを忘れていた。

しかし、もう若者について行くのはギブアップするしかなさそうだ。なんたって中学生時代でも、自宅に電話のある家なんかクラスに数人しかいなかったのだから。

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