2013年3月14日木曜日

狐につままれる思い

昨日ぶろぐを更新出来なかったので、朝一で思い付きを書く。

アメリカで大騒ぎになっていた財政の崖の期限が先月末日でタイムアウトになってしまったので、財政の崖から転落して予算の大幅縮小から深刻な経済状況が出現するのかと思っていた。ところがアメリカでは今月に入って株価が連日高騰しているそうだ。日本も似たようなもので、自公新政権の誕生で何がどう変わったかはっきりしないが、20年近く続いていたとされるデフレスパイラルから手の平を返すように脱却したように明るい報道が続いている。

そもそも経済なんてもの自体よく分からないし、我が家の家計とはいつも無縁のものでもある。だが若い娘夫婦もいることであるし、お手当が多くなることは孫の為にも結構なことだ。昨日春闘の山場と言うことで、多くの会社の労使交渉結果が発表された。残念ながら婿さんの会社は報道されていないが、殆どの会社が一時金せよ労働者側の要求に応え、お定まりの街頭インタビューではサラリーマンの喜びの声が流されている。景気が良くなることは大いに結構なことだ。

北朝鮮ではないから、まさか皆やらせとは思いたくない。景気と言うものも分かり難いが、不思議で仕方ないのは労使交渉で企業の大部分が労働者側の要求を呑んでいること。確かに円安効果で今年度決算がかなり改善される見通しが立った企業もあるだろう。しかし過去1年間の業績に関して10か月はデフレの苦境の中にあったのではないか。過去の苦しさは忘れて明るい未来を共に見直そう、てなことで手を打ったとすれば日本の経営者たちは善い人ばかりと言える。

皆明るい気分になっているのに水を注すのも如何なものだが、なにか狐につままれる思いだ。この景気の良さが長続きし、我が娘夫婦の家庭にも恩恵のおこぼれが流れてくることを願ってやまない。

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