2012年11月9日金曜日

お先真っ暗?

ここ数日ブログを未だ陽の高いうちに書いてきたが。今日は真っ暗になってしまった。明るいうちと違って、外が暗くなって何か書こうと思うのでは気分が大分違う。今日が終わり明日を考える時間だが、何となく窓の外の風景と一緒で暗い感じがして気分が落ち込む。仕方なしに書くことにする。今年は世界中で指導者が交代した年と言えるようだ。アメリカでは大統領選挙の結果オバマ氏が当選して、引き続き2期目の大統領に就任が決まった。

世界情勢は疎いので生半可な知識だが、中国は現在トップ交代劇が進行中だし、韓国も大統領選挙が始まっているようだ。北朝鮮も代替わりした。他に知っているのはロシア・フランス・イタリアなんかも大統領が変わったことぐらいだが、今年トップの変更があった国は相当あるらしい。不思議なことにトップ交代が年中行事の日本で、首相が目出度く1年以上続いている。国民が意識して世界の潮流に逆らっているなら面白いが、偶然とは恐ろしい。

日本のことはさて置き、世界規模で指導者が交代して地球の将来がどうなるかだが、あまり楽観できるような音が聞こえてこない。今週火曜日の夜9時NHKのニュース番組、大越キャスターが大統領選取材でワシントンに行ったついでにインタビューした若い政治学者が指摘していた。これからの世界はリーダーが不在になるらしい。言われてみるとそんな気がしないでもない。

オバマが圧倒的な差で再選を果たしたと伝えられるが、一方で日本と同じようなねじれ国会を抱え、議会共和党との対立は深刻であるばかりでなく、国民のオバマ支持派とロムニー支持派の実態的差異は選挙結果とは別物で、オバマの経済政策の失敗に愛想を尽かした中間層が結構いるようだ。貧富の格差が拡がったのは、福祉を強調する選挙には有利だったか知れないが、国民の内部に深刻な問題を孕んでいるとも言われている。

要するにオバマの指導力のみならず、アメリカの指導力が落ちている。またアメリカに代わって指導力のある国も出てこないので、世界が不安定となり紛争が引き起こされかねない。特に懸念されるのがアジアと中東、アジアも東アジアが特にやばいらしい。本家アメリカさんのこんな事情が、属国日本に対し誰がトップになろうと、良い影響がもたらす筈がない。初めて聞く御説だから眉に唾つけて聞き流せばいいが、もっともらしく聞こえてしまう。

NHKが誰に視聴させたくてこんなこと放送したか理解に苦しむが、きっと政治家も見ているのだろう。彼らは何を思っただろうか?ご覧になった方も多いと思うが感想や如何に。

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