2012年10月5日金曜日

勘違い 錯覚

たった今ここで漢字に変換して「感違い」でなくて、正しくは「勘違い」であることを知った。ことほど左様に知らない事、知っていても勘違いする事、錯覚で正しい事とは別のアクションになる事。少し脳みそのキャパが乏しい自分でなくても、世の中に間違いのもとは常に転がっていそうだ。パソコンが正しい変換をしてくれるなら問題ないが、変換一つとっても「返還」もあれば「偏官」なんて言葉も出てくる。

言葉について用語用法の間違いはNHKのアナウサーでさえしょっちゅうのことだから、爺のブログがかなり出鱈目なのはお笑い草でお許し願えるだろうが、笑って済まされない勘違いや錯覚は驚くほど多い。昨夜は浴室で洗面器に水を張るつもりで、蛇口のレバーを上げてしまった。当然ながら冷水が頭上のシャワーから飛び出し、心臓麻痺を起こしそこなったし、シャワー序でに言えば、トイレのシャワーで止めるボタンのつもりでシャワーボタンを押すこともよくある。

痴呆初期の老人特有の事ではあろうし、半ば自覚もあるので70歳になった時自動車運転免許更新を諦めた。人相風体からすると、髪の毛を見れば一目瞭然なのだが、山なんかで「お若いですね」なんて言われて喜んでいることからすると、年齢より若く見られることもありそうだ。外見から他人の老化の程度をを判断するのも難しいし、自覚も難しいのだろう。今年の初夏に脳神経内科で精密な検査をしてもらって本当に良かった。

都の老人健康診断にオプションで癌検診(受診経験はない)があるが、脳検査を追加する事の方が必要だと思う。癌はそのうちに自覚症状が出るだろうが、脳は放っておけば酷くなる一方で永遠に自覚には至らないと思うからだ。
年寄りの交通事故防止に70歳になると免許更新時に特別の検査がある。友人に聞く限り、実態的にはほとんど無意味な検査らしいし、ここで更新出来なかった人の話を聞いたことがない。

警察に意味のある検査を求めること自体に無理があるし、意味があるものだったらアクセルとブレーキの踏み違いによる事故はもっと減っているだろう。敢えて同輩のことばかり書いたが、科学的医学的からはどのように言われているか知らないが、同様なことは若年でも十分起こって不思議ないように思う。まして若い時は酒に酔ったり、仕事やらで強いストレスを受ける機会が多いものだ。昨日は高検の部長検事(58歳)が酔って電車のドアにに悪戯を仕掛けて逮捕されている。

このことも笑い事では済まぬかもしれないが、他人の生命に関わる職業の場合は深刻だろう。医療関係は勿論、交通機関の運転士さんをはじめ原発の運転に従事する人、ミサイル発射ボタンの前に座る人、世界中に大勢存在する危機への対応を職務とする人達の脳神経的な健康が気にならないと言えば嘘になる。

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