少なくとも世界中の投資家はメッケル、サルコジ路線の方が益しと考えているようで、株価が下がり通貨は円高に振れていくらしい。フランス人やギリシャ人の多くが小生と同じ怠け者揃いだとは思えないが、洋の東西を問わず誰だって国家財政より個人の家計を重要視するだろう。外国の事でもあり、行きつく先がどうなるか分からないし、日本への影響がなんかとんと見当もつかない。
行きつく先と書いたが、先日旅行用に溜めていた郵便貯金の話になった。毎年孫をスキーに連れて行ったりするために積み溜めていたものが40万円ほどある。ところが今年から孫がスキーに行かなくなった。冗談で「もうこれから収入が無くなるから、この貯金があるうちにハワイにでも遊びに行ってみるか。」と言って「なんて馬鹿なこと言ってるの、収入が無くなるから少しでも無駄遣いはしないようにしよう、と言うのが当たり前でしょう。」怒られたばかり。
しかし実際のところ、いつ死ぬか分からない高齢者になっている身としては、数年先のことなんか知った事かと思わないでもない。世の中こんな不届き者ばかりではないだろうが、昨日のフランス、ギリシャの選挙結果を見る限り民主主義の行きつく先はバラ色ばかりではなさそうだ。似たような場面が来た時、真面目で働き者が多く、お上に従順である日本の場合はどうなるのだろう?消費税問題も時期は兎も角、税率アップに反対しているのは共産党だけだから、様子は大分違うのかもしれない。
日本人は賢くて、民主主義もいい塩梅に機能していると考えれば結構な事だ。しかし、僅か10年ほど前の小泉人気にあやかった郵政改革や現在の大阪市長の橋下人気を思うと、やはり我が国に於いても民主主義は愚か者の人気者への迎合によるもので、政治を拙い方向に引っ張ってしまうものではと心配になってくる(衆愚政治と言うらしい)。
そんな流れを食い止めるために、賢い人が木鐸となって警鐘乱打するなら有難いが、マイナーメディアでは小沢氏の検審議決に関し、一部司法官僚と大マスコミがグルになって司法制度の根幹を揺るがすような陰謀を計ったとも報じられている。マスコミは大騒ぎをしていないが、田代検事などが委員会に提出した捜査報告書は明確な意図を持った犯罪だと言いう人もいる。
一体民主主義とはなんだったのだろう。
5 件のコメント:
ヨーロッパの問題はユーロがはたしていいことだったのかということにあると思います。民族、歴史、価値観、
そして経済基盤が違う国をひとまとめにするという乱暴な事が上手くいくはずが無いと思っていました。経済至上主義の官僚達が思い描いた薔薇色の国家像はまさしく絵に描いた餅です。ユーロはいずれ崩壊すると見ています。フランス、ギリシャの選挙結果に民主主義の危うさを感じますが、ではどうすればいいのか?
混沌とした時代が続きそうですね。
山猫軒さん
コメントをありがとうございます。
ヨーロッパは一度も行った事がありませんし、知り合いも居ません。
しかし歴史的には面白い(ちょっと失礼かもしれません)と言いましょうか、私なんかの想像をはるかに超える何かがありそうです。
広さもイメージしにくいのですが、時間軸ではローマ帝国時代からだけでも2千年以上でしょうか、幾つもの国が繰り返し興っては滅び、近年だけでも2回の世界大戦をやってのけた土地です。
敵対のメインが仏独だったようですが、その2か国が手を握って中心となり、前世期半ばから何十年もかけて国家の連合を作り上げようとしてきたようです。
簡単には行かないと思いますが、EU構想が崩れれば全世界的に相当なダメージになるのではないでしょうか。
何れにせよ、恐ろしげな世の中になりつつあるような気がしてなりません。
「一体民主主義とはなんだったのだろう。」
私は、政治等の個々の話題に入っていけないので、
個人的な生涯学習の一端として、外堀に当るところを
サーチした結果のご紹介に留めます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
正に「民主主義」ご愁傷様です。
「民主主義指数」と言うものがあるそうですね。
これも「民主主義」の寄り所のひとつですかね。
「民主主義指数」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
(デモクラシー・インデックスから転送)の解説です。
民主主義指数(英:Democracy index)は、イギリスの
エコノミスト誌傘下の研究所エコノミスト・インテリ
ジェンス・ユニットが世界167ヶ国を対象に2年おきに
発表している、各国の政治の民主主義のレベルを
5つの部門から評価した指数である。
「2010年の民主主義指数」が全文引用紹介されています。
完全な民主主義(★参考)
26ヶ国、国の割合15.6(%)、世界の人口の割合 12.3(%)
★主な国々
「完全な民主主義」26ヶ国:
北欧各国、ドイツ、アメリカ合衆国、スペイン、英国、
大韓民国 、日本、ポルトガル、/他
「欠陥のある民主主義」53ヶ国:
ギリシャ、イタリア、フランス、イスラエル、インド、
ブラジル、マリ 他
「混合政治体制」33ヶ国:
香港、シンガポール、トルコ、パキスタン、ロシア、イラク他
「独裁政治体制」55ヶ国:
エチオピア、キューバ、中華人民共和国、エジプト、
ベトナム、北朝鮮
★今話題の、フランス、ギリシャ、イタリア等が落選していて、
既に2010年に「欠陥のある民主主義」国に位置づけられて
いるのは興味深いです。
「完全な民主主義」国は世界人口の12%に留まっている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「2011年の民主主義指数」
The Economist Intelligence Unit Limited.より
The Democracy Index 2011発表のオリジナルWEB
http://www.eiu.com/Default.aspx「EIUホーム」
http://www.eiu.com/landing/special_reports
「EIU.Special reports and multimedia」
https://www.eiu.com/public/topical_report.aspx?campaignid=DemocracyIndex2011
The Democracy Index 2011: Democracy under stress
「2011年の民主主義指数」 画面で要本人登録。
★目に留まった研究者の論文等
http://www.systemicsarchive.com/ja/a/hybrid_democracy.html
民主主義はどうあるべきか(永井俊哉)
http://www.systemicsarchive.com/ja/c/mobocracy.html
日本の民主主義は衆愚政治か(同上)
http://blog.goo.ne.jp/press_kim/e/73a870b875a704ef0fa0d8bc53282673
『縦横無尽の知的冒険』著者、永井俊哉氏に聞く
2005年02月04日
インターネットを主な舞台に、新たな知の統合を
目指す在野の研究者。専門はシステム論。
では、この辺で
「一体民主主義とはなんだったのだろう。」
私は、政治等の個々の話題に入っていけないので、
個人的な生涯学習の一端として、外堀に当るところを
サーチした結果のご紹介に留めます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
正に「民主主義」ご愁傷様です。
「民主主義指数」と言うものがあるそうですね。
これも「民主主義」の寄り所のひとつですかね。
「民主主義指数」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
(デモクラシー・インデックスから転送)の解説です。
民主主義指数(英:Democracy index)は、イギリスの
エコノミスト誌傘下の研究所エコノミスト・インテリ
ジェンス・ユニットが世界167ヶ国を対象に2年おきに
発表している、各国の政治の民主主義のレベルを
5つの部門から評価した指数である。
「2010年の民主主義指数」が全文引用紹介されています。
完全な民主主義(★参考)
26ヶ国、国の割合15.6(%)、世界の人口の割合 12.3(%)
★主な国々
「完全な民主主義」26ヶ国:
北欧各国、ドイツ、アメリカ合衆国、スペイン、英国、
大韓民国 、日本、ポルトガル、/他
「欠陥のある民主主義」53ヶ国:
ギリシャ、イタリア、フランス、イスラエル、インド、
ブラジル、マリ 他
「混合政治体制」33ヶ国:
香港、シンガポール、トルコ、パキスタン、ロシア、イラク他
「独裁政治体制」55ヶ国:
エチオピア、キューバ、中華人民共和国、エジプト、
ベトナム、北朝鮮
★今話題の、フランス、ギリシャ、イタリア等が落選していて、
既に2010年に「欠陥のある民主主義」国に位置づけられて
いるのは興味深いです。
「完全な民主主義」国は世界人口の12%に留まっています。
つづき
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「2011年の民主主義指数」のCNNニュースです。
http://www.cnn.co.jp/fringe/30005001.html
.民主主義指数、今年もノルウェーが首位 北朝鮮は最下位
2011.12.20 Tue posted at: 14:59 JST
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「2011年の民主主義指数」
The Economist Intelligence Unit Limited.より
The Democracy Index 2011発表のオリジナルWEB
http://www.eiu.com/Default.aspx「EIUホーム」
https://www.eiu.com/public/topical_report.aspx?campaignid=DemocracyIndex2011
The Democracy Index 2011: Democracy under stress
「2011年の民主主義指数」 画面で要本人登録。
★目に止まった民主主義に関する研究者の論文等
http://www.systemicsarchive.com/ja/a/hybrid_democracy.html
民主主義はどうあるべきか(永井俊哉)
http://www.systemicsarchive.com/ja/c/mobocracy.html
日本の民主主義は衆愚政治か(同上)
http://blog.goo.ne.jp/press_kim/e/73a870b875a704ef0fa0d8bc53282673
『縦横無尽の知的冒険』著者、永井俊哉氏に聞く
2005年02月04日
インターネットを主な舞台に、新たな知の統合を
目指す在野の研究者。専門はシステム論。
では、この辺で
コメントを投稿