2012年5月1日火曜日

予想外の休日

この連休中に1度くらいは山歩きをしないといけない、と妙な強迫観念があって、日曜日に決心して、昨日筑波山に行ってきた。自宅からの距離が近く、交通の便もつくばエクスプレスの開通で格段に便利になり、あまり神経質に予定をたてなくても大丈夫との前提だ。それでも念のためと思って、前日バス会社に電話をしてみると「つくば駅から登山口までのバスは朝8時から30分おきに出ているが、ゴールデンウィークとあって渋滞が激しく、今日なんぞは50分予定が3時間近くかかった便もありました。」とのこと。

そんな巡りあわせになったら、麓の温泉にでも入ってくればいい。軽い気持ちで出掛けたところ、幸いバスも順調に進み、家を7時半頃出て、筑波神社脇の登山口から10時15分には登り始めることが出来た。天気は土曜日曜日程の晴天ではなく、見晴らしもイマイチではあったが、一先ずはハイキング日和だったと言えるかもしれない。ほぼ1時間半で山頂に到着。あまりの混雑なので、どこか腰を下ろす場所を見つけようと、降りの行列に並ぶと電話が鳴っている。

まさか自分宛ての電話とは思わないので、知らぬ顔をしていると、周囲の人がこちらを咎める目つきで見ているのに気が付いた。慌てて列を外れてリュックの中から携帯を取り出すと、先日知り合ったばかりの人からの着信記録が残っている。何事ならんとこちらからかけ直すと、「先日の話の続きを今日もしよかったら、浅草あたりでしませんか?」確かに筑波山は近いので、このまま帰れば相当早い帰宅になってしまう。夕飯まで済ませて帰宅となれば婆さんも喜ぶだろうし、先日の初対面で何となくウマの合う人だ。浅草も面白そうなので、OKと返事をした。

筑波山には二つの峰があるのでもう一方の峰を回り朝とは別の登山口に下山。1時半のバスで帰路について、4時前には浅草に到着。交番で銭湯を教えてもらって入浴して汗を流し、彼とはロキシ前で待ち合わせて、前回同様明るいうちから新仲見世通りに近い飲み屋街(全店が露店に店を張り出している)の一軒に飛び込み、ビール焼酎に日本酒と一通りのコースをこなして談論。
主に政治マスメディアの堕落をネタにして盛り上がった。これらの話題は夫婦間では兎も角、他人様とは怖くて話がしずらいが、彼とは不思議なくらい波長が合って楽しかった。

自分にとって予想外の一日だった事もあるが、筑波山は子供連れの客が多すぎると思う程、子供が多かった。ディズニーランドなんかに行くより本物の危険を体験させるのもいいのかも知らないが、どんなものかなと思わないでもない。もう一つは浅草に外国人の多い事、昨年の311直後は波が引くみたいに減ったらしいが、外国に来たような感じさえする浅草だった。

0 件のコメント: