2012年4月13日金曜日

木の芽時の憂鬱


昨日は春の陽気に誘われて、昼11時頃から1時間半ほどかけて、九段下、北の丸公園、千鳥ヶ淵、半蔵門、外桜田門、日比谷、有楽町まで名残の花見をした。そめいよしのは既に盛りを過ぎて、花弁が舞い足元にびっしりと折敷かれている。皇居お堀の土手は若草の新緑が目にも鮮やかだった。東大の入学式が行われていた武道館付近を除けば、流石にウィークデーの真昼間なので、ご同輩の老人が殆どで人混みもなく、久しぶりに土の上を歩くことが出来て気持ち良かった。

しかし夕方ニュースで京都の祇園で、同じような時刻に車の暴走による大惨事が発生したとの事。犯人は死亡してしまったので未だ断定はされていないかったが、30歳の青年で運転中に癲癇発作が起きて意識を失ったらしい。病気については、通院もしていて、お医者さんからも運転はしないように警告され、家族も止めさせようと努力していたみたいだ。昔から木の芽時と言われるように、この時期には精神系の発作が起きやすいのかなぁ。

たまたま自分も意識消失で神経内科に通院中。老人性癲癇の症状は無かったとされているし、運転免許を失効さたことでもあるので、車の運転をすることはないが、意識消失の怖さを再認識せざるを得ない。

閑話休題

昨日は衆議院で郵政民営化見直し法案が可決され、参議院に送られたそうだが、参議院でも今月中には圧倒的多数で可決成立との事。当時の選挙で郵政を改革すれば日本の経済やら諸問題が全て解決すると煽り、小泉改革とまで言って一世を風靡した騒ぎはなんだったのだろう。その自民党の大部分が今度の見直しに賛成し、反対に回ったのはたったの4名。大多数はこの事を恬として恥じないのは流石と言おうか、自分の言動に責任を取っていたら政治家なんか勤まらないと言うことなのか。

自民党ばかりではない、政権与党の民主党にしても同じことだ。特に原発問題に関する発言の定見の無さ、と無責任発言は一人前の大人の言として聞くに値しない。まして石原新党構想にすり寄った人間の思惑なんか聞く気さえ起きない。

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