2012年2月13日月曜日

家内の誕生日

昨日12日は婆さんの誕生日、夕食に偶々缶ビールが用意されたいたので、350mlを二人で分け合って乾杯をした。今日からは年齢を聞かれたら70歳と答える事にするそうだ。年齢を1歳刻みで考えるのが煩わしいらしい年になったと言う事かも。小生も5歳刻みの年齢については、60歳に近づいた際に友人と話し合ったことがあった。このところ1年刻みで体力の低下を痛感するので、5歳刻みで考えられるうちはまだましと言うことかもしれない。

ビールについて偶々と書いたのは、小生普段は家で酒を飲まない主義であるからのこと。但し例外的に、山から帰ってきた日だけは缶ビールを飲むことにしている。土曜日から1泊で志賀高原にスキーをしに行っていたので、その例外的な日に当たっていたからである。スキー場はシーズンまっただ中で絶好のコンディション、少し滑りすぎて体の節々が痛い。スキーは1日滑れば十分の年齢になっている事を痛感した。今朝メールを開くと、友人の一人がコロラドからのメールで、10日間の予定でスキーを楽しんでいる最中、残すところ3日とある。同じ年齢にしてこの違いはなにか、考えても仕方がないとすぐ諦める。

話題が逸れてしまったので乾杯の話に戻す。実は婆さんは大の酒好き、種類は何でも来いだがビールがベスト。なのに缶ビールを二人で分け合ったというのは、要するに婆さんの誕生日を祝う形を整えただけで、宴を張った訳ではない。宴は土曜日のうちに娘(彼等も左利き)家族や母を含め大々的に済ませている。そこに小生が居合わせなかっただけの事。小生、宴会酒は若い時分に嫌と言うほど飲んでいるので、最近は晩酌すらしないし、家でだらだら飲むのは好まない。

婆さんの方も、自分の誕生日に娘や孫のために料理を作るより、出来得れば、誰も来ないで一人にしておいてほしいが本音である。せめてば亭主だけでもいないでくれれば有難い訳である。かくて両者の利害が一致し、亭主がスキーに出かけることになり、婆さんもいそいそとその準備を手伝ってくれる。
帰宅したら、水入らずでゆっくり食事であるが、これも少し風変りかもしれない。ビールで乾杯の後、スキー行きの顛末など話しながらの食事だが、食事を摂るのは亭主だけ。婆さんは料理屋の仲居さんのように話を聞きながら給仕に専念なので、食卓に料理は1人前しか出ていない。

その方がこちらは勿論快適であるし、昔は一緒に食事をしたらと薦めたこともあったが最近はそれもしなくなった。こちらの後か前か知らないが、やはり一人でゆっくり飲みながら食った方が美味いだろうと解釈している。考えてみるに我が夫婦、食事の好みのみならず趣味嗜好が随分異なる。むしろ正反対なことが多い。今年の4月で結婚以来43年経つことになるが、少なくてもこちらからの不満は無いし、婆さんからみても不満なんか今更言っても仕方がないと思っているだろう。

趣味嗜好以上に性格的にも一致点は少ないが、諦めが良いところが互いに長所と思っていることだけは共通している。

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