2012年1月14日土曜日

何とかしてよ、アメリカ一辺倒

身近な親戚関係の事すら理解不十分であるのに、国家や国政について書くのも烏滸がましい。我ながらよくやるよと思いつつ、更に飛躍して世界のすう勢に関係したことを書く。昨日読んだ本にもあったが、事実を確認しない事は信じていけないのだが、ブログとは気楽なものだ。

このところアメリカがイランに難癖か因縁をつけているようだ。イランについて知っている事と言えば、革命政権の国であること、日本もかなり依存している産油国であること、イラクとの関係が複雑で、現在のイラク政権とは比較的近いことぐらいかなあ。核開発を進めているとの事だが、有限の資源である原油が枯渇する日に備えて原子力発電の開発をしていると言っているらしい。

これがイスラエルの神経に触って、科学者が暗殺されたりしているようだが、実態と言うか本当の事情なんか分かりようがない。アメリカはこれに悪乗りしたかどうか、兎に角イランへの資金流通を止めるは、原油取引のある国に対しては原油の輸入を止めろと言って回っている。さすがに中国はきっぱり断ったようだが、EUや日本は言うがまま。安住財務大臣、玄馬外務大臣、野田首相の見解が一致しないが、結局はアメリカに引っ張られて制裁に加わるのは間違いないだろう。

前大統領のブッシュが911にかこつけて、アフガンとイラクで戦争をおっぱじめた。アフガンにアルカイダの拠点があったのは事実で、911がアルカイダの仕業らしいのも半分くらいは当たっていたかもしれない。しかし、イラクは全く無関係であったにも拘らず、国全体を悲惨な戦争の泥沼に引きずり込んでしまった。その結果いかに多くの無辜の民が死に、傷ついたのだろうか。

過去形で書いたが、現在進行中が正しいのだろう。思うだけで胸が痛む。これはブッシュ大統領の個人的な資質に依るところも大きいので、オバマになれば多少まともになるのではと期待していた。しかし、イランへの対応は柄の無いところに柄をの喩えとは少し違うのかもしれないが、前大統領と大差ないのにがっかりだ。国そのものが何らかの理由で、ならず者の体質を持っているのではと思わざるを得ない。

兵器産業がかの国の最大の産業故に、常にどこかに戦争状態を維持しないと困る、と訳知り顔で言う人もいる。冗談じゃない、そんなことで人殺しが許される近代国家があったのではたまったものじゃない。中国でもロシアでもヨーロッパでもいいから誰か何とかしてほしい。

ここに日本と書けないのが何ともむなしい限りだが、小生は「日本政府は誰が政権の座に居ようと、官僚がは全てアメリカのバシリに成り下がっている」とっくに諦めている。政権与党がアメリカに何を言われようと「協力しましょう」と言うのは仕方がない。せめて、反政府野党の諸氏に言いたい。「明らかに国益に反する事でもあるし、理不尽な話と思っているのでしょう。野党なんだから声高に反対を唱えてください。」

野党が国内で強力に反対すれば、政府も少しは違った対応(昔自民党は社会党と馴れ合いでよくこの手を使ったらしい)を取れるのではと思ってしまう。民主党では国益を損じると言っても、消費税問題と同様で政策的な違いは何も打ち出せないのですかね。

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