2012年1月11日水曜日

夢と希望


お正月らしいテーマを選んだ。写真は可愛い孫(3歳)と私

沢穂希選手が代表的だろうが、最近女子のスポーツ選手の活躍が目覚ましい。スケートにも新人が次々に出てくるし、スキージャンプの高梨沙羅ちゃんにも大きな期待が持てる。引きかえ男子の方はサッカー、スケート、スキー、ゴルフ、相撲、柔道何れもイマイチの感無きにしもだ。本当は男子も頑張っているのだろうが、依怙贔屓をご勘弁頂こう。

何れにせよスポーツは勝敗で残念な結果が出ることもあるが、スポーツ報道は無害で楽しいものだ。報道以外でもスポーツ選手がテレビに出演して、多少おかしな事を言ってもご愛嬌だし、許されるだろう。オフにファンや市民との交流するのも善い事で、多くの人に夢や希望を与えているのは間違いない。婆さんに言わせれば「今や市民に夢や希望を与えることが出来るのはスポーツ選手しかいない。」そうだ。

特に政治家の小父さんと来た日には、見ているだけで夢も希望も無くなるので教育上問題だと言っている。とは言っても、30代の甥の一人がサラリーマンの傍ら、月に2回ほどある政治家の塾に通っている。彼が何を考えているか分からないが、一種の憧れを以て入ったとすれば先に述べた事は的を射てない事になる。大体小生が書くことの多くは的を射てないのだろう。

中学生の孫二人に聞いても政治家に対する夢や希望は無さそうだ。だからと言ってスポーツ選手で一流になろうなんて事は毛頭思ってないとの事。彼等がしているスポーツはバスケット、これは日本で一流となっても世界には全く通用せず、最も金にならない種目なんだそうだ。それも理由の一つかもしれない。さればとてサッカーに対する感想を聞くと「一試合で1点とか2点しか取れないなんてつまらない、それじゃヒーローになれるチャンスも少ないじゃない。」

どうでもいいが、スポーツで身を立てるのは至難の業、おかしな夢を持っていないのにホッとした。第一成人して何になろう以前の問題で、どこの高校に進むべきかも考えたことが無いみたいに言っている。(だけかもしれない)「正月早々爺が無責任に学校の事など聞くものでない(ましてやその先の事など)」と婆さんに怒られてしまった。

確かにその通りかもしれない。我が老夫婦は兎に角諦めが早い。孫の事をよく書くが、考えてみる全員他家の子供で、我が家には跡継ぎさえいない。まあ、継いでもらうほどのものも無いのも事実。婆さんは子供たちにいつも言っているそうだ「夢は寝て見ればいいので、いつまでもそんなもの持ち続けちゃいけません。」しょぼくれた落ちでお正月に相応しくなかったかな。

2 件のコメント:

DonKoba さんのコメント...

確かに澤穂希選手は見ているだけで、気分がさわやかになるねー。そのうえ、最優秀選手に選ばれた。これはノーベル賞並みの快挙だと思うね!
我々の世代の者には想定外だと思われる昨今の経済現象の一つは、スポーツを含めいわゆるエンタテインメントがビジネスの一つとして大きな比重を占めたこと。これは第三次産業とも違う活動分野で、純粋に人々に夢を与えたり、楽しみを与えるもの。
他方、「夢は寝ている間だけでいい」との奥さんの深い言葉にも同感。まさか、夫君との長き付き合いの中から生まれた悟りの世界ではないだろうとは思うけど。確かに最近、若者に対し「夢を持ち続けろ」とか、「夢は必ず実現する」(ドリカム)とか言う励ましの言葉をよく耳にする。その都度、何か落ち着かない気持ちになる。現実の厳しさを多少は知ったせいなのかも知れないかなと少しさびしい気持ちの入り混じった気分。まとまりないコメントで失礼。

senkawa爺 さんのコメント...

Donkobaさん
いつもコメントありがとうございます。
>夫君との長き付き合いの中から生まれた悟りの世界
仰る通りだと思いますよ、いや、前から悟っていたから私と結婚(勿論見合い)したのかも(笑)。
世の中ままにならない、だから面白いのですよね。