2011年12月15日木曜日

口は災いの元

昔から「馬鹿を馬鹿と言ってどこが悪い!」式の言わずものがな事を言って、物議をかもしたりすることが多い。他人に迷惑をかけるのみならず、己のためにも全くならないで損するばかりである。婆さんがこのブログを書くことに反対する理由もそれである。でも「分かっちゃいるけど止められない。」

それに引きかえ中2の孫が時々発する「一言」は、同じ余計であっても物議を醸すどころか、周りを笑いに包むので感心せざるを得ない。見倣いたくとも、こういった芸は巧まずして出るものだろうから簡単には真似が出来ない。

前にも書いたような気がするが、未だに語り草にしているのは、次の二つ。何れも小学校3年とか4年頃の事だったろうが、確かに笑える。
1.何かいたずらをしたので、婆さんが孫を捕まえて「こらぁ、お尻ピンだよ。」
するりと逃げながら「○○(婿さんの実家)は優しいなあ。」とのつぶやき。
2.ピアノの発表会で、婆さんが「○○ちゃんは本当に上手ね。」と言うと、隣に座っていて顔も上げずにやはりボソッと「でも、お顔が。」とだけで口を閉ざしてしまう。

この間合いが何ともユーモラスであることは認めざるを得ない。小生のように「あいつはブスだ。」なんて間違っても言わない。ある時、孫と車に同乗していてやはりボソッと言われたことがある。同乗していた弟の名誉に関する事を思わず言ってしまった時の事だ。「お祖父ちゃん、それだけは言わない方がいいよ。」と窘められてしまった。案の定弟は涙を溜めていた。

確かに感性の問題かもしれないが、普段ふざけてばかりで、ポンポン言っているかに見える子供たちの方が、余程しっかり考えて発言しているのを思うと、鉢呂氏や一川氏と同レベルにある己が恥ずかしい。

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