2011年11月29日火曜日

読書スタイル

今日は単なる暇つぶしで、国会図書館まで行って推理小説を読んだ。国会図書館まで行くには、池袋まで歩いても、後は地下鉄に乗らねばならない。行きに160円、帰りは千川まで地下鉄になるので190円コストが掛かる。区の図書館だと行きは歩いて行けるし、帰りに地下鉄に乗っても160円で済む。しかし本棚を巡って、本を見つけるのが面倒くさいし、読みたい本が見つからないことも屡である。そんな時は多少古い雑誌等をめくって我慢する事になる。

国会図書館の方は多少コストが掛かってもいろんな意味で便利である。先ず余程の近刊でない限り置いてない本は無いだろう。出かける前に自分のパソコンから検索システムhttp://opac.ndl.go.jp/Processにアクセスして在庫は確認できる。目的の本を借り出すのに、混んでいても大凡20分もあれば目的の本が手元に入る。閲覧室の環境は区の図書館とは比べ物にならぬほど立派で落ち着いている。現在改装中で第1閲覧室がやや狭いが、前後左右の人が気になることは全くない。

アメリカの大学に留学した人の話では、彼の地の大学付属図書館は大体24時間オープンで、パソコン付のブースに入るのが閲覧スタイルらしいが、まだそこまでは行っていない。パソコンは持ち込み可能だが、読書机で占有スペースは読書と同じサイズのオープンであるので、利用したことはない。パソコンを持ち込んでまでと思うが、それでもその一角は一般利用者よりは多少混んでいるかもしれない。

国会図書館へは午前中から行くことが多いが、図書館内には食堂の施設が幾つもあり、特別うまいものが有る訳ではないが、カレーライス350円やナポリタン550円がお気に入りでもある。読書を始めると居眠りをする癖があるが、老いも若きも結構同じ現象の人が多いので安心して居眠りさえできる。
温度や湿度がいつも一定に保たれているのであろう、極めて心地よい。

読書を中座する時用に栞は貸してくれるが、栞を挟んだ状態での返却は出来ない。厚い本を読むときはページ数を覚えるなりメモして返すことが必要である。筆記用具やノート、参考書などの書籍の持ち込みも可能で、入館するときに持ち込み専用のビニール袋が用意されている。もう暫くすると受験準備中と思われる若い人が増えるが、今日は未だ老人の方が多かった。


読後感「死角 オーバールック」M・コナリー/著 古沢嘉通/訳を書こうと思ったが、書くほどのものでもないので図書館の紹介にした。とは言ってもさわりを少々。

この本は昨年で読者の選ぶ推理小説のトップにランクされている。ロスの殺人課の刑事がギャングの処刑かと思う殺人事件捜査に関わり、僅か1日半で解決に導くスピードあるお話だが、医療用セシュームカプセルの盗難とテロがテーマとなっている。この2点に加え、国や地方の司法当局の縄張り争い等、日本では極めて今日的テーマなので興味深い点が多かった。 

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