中秋の名月もとっくに過ぎているのに、残暑と言うのも悔しい程の蒸し暑い日が続いている。毎晩のように月は煌々と見えているが、東京に居ては「あの月を取ってくれろと泣く子哉 一茶」の風情も何もあったものではない。しかし天気予報を見ていると、長野県なんかは最高と最低気温の差が10℃以上になってきている。田舎では秋の気配が相当に近づいている事だろう。
今日も仕事で都心を歩いたが、まだ完全に真夏である。汗びっしょでビルに入ると、ガンガンに冷えた冷房が心地よい。今日で9月の夏日数の記録が塗り替えられることになりそうだ。そうは言っても来週の金曜日はお彼岸、「暑さ寒さもなんとやら」いま暫くの辛抱だ。日本人にとって良い事かかどうかは分からないが、季節が確実に変化する事が、ある種の我慢強さに繋がっているのではなかろうか。今月発売の「文藝春秋10月号」に英国ザ・タイムズ東京支局長『政治こそ日本最大の「災害」だ』<民度と政治家は表裏一体>として書いている。
以下引用ーーー
言論の自由が認められ、公正な選挙が行われている民主主義国家では、国民の身の丈に合った政治家しか望むことが出来ません。ですから、自分たちが選んだリーダーに対して、肩をすくめる行為は感心できません。多くの日本人は、政治を地震や津波と同じような「自然災害」だと受け止め、「ガマン」して諦めてしまっているように思えます。「ガマン」は日本人の美徳ですが、この現状は決して健全とは言えません。ーーー引用終わり
言わんとするところは分からぬでもない。小生もそうだが、つまらぬところで我慢強いところがありそうだ。
2 件のコメント:
ほんとおっしゃるとおりですね。
日本人は我慢強い。
いろいろ国民に痛みを押し付けられても
暴動も起きませんものね。
めでたい国民性というか・・・
しあわせさがし さん
コメントをありがとうございます。
めでたいと言いますか、優しいと言いましょうか、何れにせよ外国人から見ると少し変に見えるようです。
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