2011年8月19日金曜日

やっと一息

やっと東京にも雨が降った。午前中早めに仕事を片付けようと、池袋まで歩くつもりで事務所を出たが、途端に雷と突風に煽られ、傘が壊れそうになったので歩くのを断念して地下鉄に駆け込んだ。日本橋小伝馬町まで行って午後帰ってきたが、雨はずっと降り続いている。だが、この程度の雨では先程までの暑さを一気に解消とはとてもいかない。エアコンを止めると、却ってむせるような暑さが甦ってくる。天気予報は、今夜から週末にかけては少し涼しくなると言っているが、夏の暑さはそう簡単には終わってくれないだろう。

今は特段になすべきことも無く、本を読む気にもならず、窓越しにぼんやりと久しぶりに降ってきた雨脚を眺めている。と言ってもこちらの窓と道を挟んで向かいのマンションか何かの狭い空間、しかも大小の電線が何本も空間を横切っているので風情の無いこと夥しい。それでも雨足を見ていると、何となくほっとした気分になるのも不思議異なものだ。

暑さのせいだろうか、今週は川や海での水の事故が多かった。人間だれしも水には惹きつけられるだろうし、小生も中学高校時代は毎日のように川遊びに行ったものだ。山国育ちのせいもあり、海への憧れも強く、社会人になってから船を持っている友達と仲良くなって、毎週のように相模湾に通っていた時期もある。水は人間とだけ凄く相性が良い訳ではない。地球上全ての生物の母であり、水が無ければ生命は存在し得ないのは誰にも分かる。

この暑さの中で水と戯れたくなるのは人間の本能的欲求かもしれない。しかし海であれ川であれ、母と同じでいつも優しく接してくれるとは限らない。海の怖さは311の大津波で大多数の人が再認識した事だろう。天竜川ではプロの船頭さんが一寸した操船ミスで川渦に巻き込まれ、お客を含め命に係わる大事故につながっている。運が悪かったと言ってしまえばそれまでだが、水のレジャーも怖いものだ。自然を相手にする時は、舐めて掛かって準備が不十分だったり、分不相応の事をしてはいけない。

水遊びは卒業しているが山も同様だ。自戒を込めて!

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