2011年8月5日金曜日

民主党政権1年目の通信簿

本日はタイトルからして他人のブログからのパクリである。
ブログの主は香川県の民主党衆議院議員玉木雄一郎氏。見たことも聞いたこともなかった人である。小生の友人知己であれば同様と思うので念のため。昭和44年生まれだから家の娘たちと同世代、2世議員ではないが経歴はさすが、東大 大蔵省(ハーバート大学院へ留学、外務へ出向 主計局など歴任)平成9年初立候補落選 平成21年初当選のいかにも民主党らしい経歴。以下がその本文からの引用。一読に値すると思う。

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政権交代後、民主党が初めて編成した平成22年度予算の決算が、先月、発表された。いわば、民主党政権初年度の歳入面での通信簿だ。
平成22年度予算は、野党から、バラマキ予算、成長戦略のないアンチ・ビジネス予算と酷評された。
政策の意義については見解が分かれるが、当初予算と決算とを比較してみると、ある程度、客観的な分析が導ける。
以下が、野党のいうバラマキ予算、アンチ・ビジネス予算の結果である。

22年度予算(当初) 22年度決算 増 減

税 収 37兆3960億円 41兆4867億円 (+4兆907億円)
う ち
法人税 5兆9530億円 8兆9676億円 (+3兆146億円)
所得税 12兆6140億円 12兆9843億円 (+3703億円)
消費税 9兆6380億円 10兆 333億円 (+3953億円)

公 債 金 44兆3030億円 42兆3029億円 (-2兆1億円)


これを見ていただくと分かるように、

決算ベースの税収は、当初予算比で4兆円以上増えており、とりわけ、法人税は3兆円以上増えている。
逆に、国債の発行額については、約2兆円抑制することができている。
なお、年度末の3月11日には東日本大震災が発生したが、それにもかかわらず、税収が4兆円以上増えている。この意味は大きい。

また、22年度におけるマニフェスト関連予算は、子ども手当てや高校の無償化等を含めて約3.1兆円だった。3.1兆円のマニフェスト予算で、4兆円の増収を実現したことになる。そのうち、法人税が3兆円以上増えている。

アンチ・ビジネス予算といわれたが、結果として、法人税収は大幅に増えた。

この度、野党からの要求で子ども手当ては事実上廃止されてしまうが、子ども手当てには、少なくとも、消費を下支えする効果はあったと思う。それが企業業績にプラスに働いた面もあるのではないか。

また、国債発行額が税収を7兆円も上回る予算はバラマキ予算であると、各方面からご批判をいただいた。しかし、決算ベースで見てみると、税収41兆4867億円に対して国債発行は42兆3029億円と、その差はわずか8162億円に縮まっている。

とにかく、党利党略ばかりのやり取りからは見えてこないものが多数ある。
こうした側面についても着目していただければ幸いである。
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前半に記された事実関係、マスメディアは取り上げませんね。世界同時株安で又恐慌の再来かという時期に「そんなこと言っている陽気でないよ」かもしれない。後半に記されている最近の野党との協議。野党側は実質子ども手当を半分以上容認しているのに、子ども手当を児童手当と呼び換えたり、マニフェストを取り下げて国民に謝罪しなければ法案を通さない、なんて子供だましの手練手管で己の正当性を主張しようとしている。

どっちもどっちかもしれないが、党利党略以外の何者でもない。中国の文化革命じゃないんだから、もっとまともな話し合いはできないものかね。

2 件のコメント:

かをる さんのコメント...

おはようございます。玉木雄一郎さんは、わが小さな町(人口が約5,000人)の人で、小さい頃からよく知ってます。小学生の時から政治家をめざしていたと娘は申していました。
田舎で育った普通の家庭の息子さんです。努力の人ですよ。
性格もよくて、あの魔物の人たちの中で、一筋の清流のような・・・そんな人がいてもいいですね。
その内、実力を発揮してくれるものと信じています。

senkawa爺 さんのコメント...

かをるさん
コメントをありがとうございます。
>一筋の清流のような・・・
将来が楽しみですね。応援してあげてください。