2011年7月29日金曜日

菅直人と古賀茂明

この二人、どちらも碌な仕事もないのに法律を盾にとって職を辞することを拒否している。かたや国民の70%以上が早く辞めろと言っているし、もう一方は組織のトップから辞めてくれと言われている。たまたま今朝のニュースで、昨日古賀氏が海江田経産大臣と面談したが「辞めろと言われた訳ではない。君の今後を考えると辞めた方がいいのでは、と訳の分からない事を言われただけなので辞める理由がない。」と開き直ったようである。

二人とも日本は法治国家で法律上の瑕疵がなければ、他人が何を言おうが己の好き勝手をして文句があるか、との態度は全く同じだ。自分の立ち居振る舞いが、ひと様にどんな迷惑をかけているかについては想像力が働かない。「空気が読めない人間」はどんな集団にあっても、何らかの方法で最終的には敬して遠ざけられるものとしたものだ。その点、全てが法律で規制される国会とか官僚の世界は、周辺の態度による暗示や言葉による説得は全て意味をなさず、開き直られたら手の打ちようがない。つくづく浮世離れした特殊な世界だと実感せざるを得ない。

何れも公立の最高学府まで出ているが、受けた教育に「世の為、ひとの為」は一切なく、やや古典的に言えば「全ては己の栄耀栄華を極めん為」利用できるものは何でも使うを旨としているようだ。婆さんが言うには「菅さんは娘がいないのがいけない。娘がいれば『父さん恥ずかしい真似はいかげんにしてよ』と諌める筈。なでしこジャパンの佐々木監督は娘がいたから、あのチームを優勝に導けたのよ。本当に男の子は頼りにならないわ。」といつもの我田引水で、自分はちゃんと意識して産み分けたと仰る。

我が家は娘二人で結構だが、孫三人は何れも男ばかり。娘の家はどうなるのだろう?
我が家はどうでもいいが、菅氏と古賀氏食い扶持は何れも税金である。特に総理は官邸の機密費があって、領収書の要らない金を使い放題らしい。何もせずに大金を手にして一時タイやヒラメのご馳走を食べまくっても、別に羨ましくもない。自分で何等かの虚しさてなものは感じないものだろうか。ついでに言えば森元総理の息子さんが亡くなったらしい。森元総理は報道陣に息子に先立たれた虚しさを吐露したようだ。

これも婆さん曰く「大体自分が総理を辞めてまで議席にしがみつくから、息子を県会議員なんかに仕立てる事になる。いろんなスキャンダルもあったが、息子にはそれなりのプレッシャーもあった事だろう。小泉純一郎を見なさい。彼は利口だからさっさと自分が辞めて息子に代を譲ってしまった。お陰で海だか山だか、箸だか棒だかも分からない小倅がちゃんと国会議員になれている。」言われてみればご尤もの感、無きにしも非ずだ。

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