2011年2月28日月曜日

思い出 期末試験や入学試験

昨日とは打って変わり、朝から冷たい霙が降っている。丁度大学受験の日がそうだった。

昨日、娘と中一の孫が遊びに来た。殆どの日曜日はバスケのの練習で潰れる筈が、昨日は期末テストの前日との配慮から、監督が配慮して休みにしたらしい。月曜日の今日は英語の試験との事だった。孫が英語の勉強をする年頃になったかと思うと、少し感慨深いものもある。しかし監督の配慮とは無関係に、本人はただ休日をのんびり過ごしたいだけの様子で、婆さんの手料理を旨そうに食っていた。娘ものんびりしたもので、勉強しろとは言わないらしい。

我が家は全員、努力が嫌いで困ったものだ。大人が子供の前で「出過ぎず、遅れず、働かず」が一番、なんて言っている始末だから教育上極めて芳しくない。この時期になると、子供も親同士も上級生たちがどの高校に受かったとか滑ったが話題になるらしい。さすが孫の方は、若干それらしき事をいくつか話題にしたが、娘の方は「だから何だって言うの?あんたは普通に勉強して行けるところに行けばいいのよ。」てな感じだ。結局孫も「そりゃそうだ」で終わってしまった。

自分も親から「勉強しなさい」と言われた記憶が無い。でも、中学1年生の時から3年間は、二人の友人と週に1回英語の先生に通って、教科書以外の参考書を使った英語の勉強をした事を思い出した。先生は母の友人で、確か県庁の秘書課か何かで通訳を仕事にしているおばさんだった。いつもおやつを用意してくれたので喜んで通った記憶があるし、これはその後の人生で実際役に立ったような気している。今にして思うと英語は授業プラスアルファが必要と思ってはいるのだが、自分の子供には何もしてやらなかった。

だから、娘と孫のやり取りを聴いて、今更ちょっかいを出すわけにいかない。二人が帰った後で婆さんに聞くと、孫の英語の勉強を娘が教えているらしい。娘は短大時代にオハイオの大学に3か月ほど短期留学をして寮生活をしている。これが少しは役に立っているらしい。子供の頃、姉に宿題をさせて、「私はこんな汚い字じゃない!」と泣きじゃくって文句を言っていた娘も変われば変わるものである。彼女なりに他人に引きずられることはなく、自分の考えで子育て、子供教育の努力をしている。結構じゃないか。

たまたま今日の新聞で、何処かの学習塾が広告で東大の入学試験問題(英語)を掲載していた。1問目に数百語の英文を「70~80文字で要約を記せ」とあったので流し読みしたがとても難しい。直ぐに回答欄を見ると、75文字の日本語の意味が、これ又難しくてすぐには理解できない。さすが東大に入る人は出来が違う、と学生時代の不勉強について、やるせなくも空しい思い出が甦る天気だ。

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