2011年2月25日金曜日

対策本部会議

「会して議せず、議して決せず、決して行わず」昔から会議が多い会社は成長できないとしたもので、小生も全く同感である。幸い我が社は零細なので、会するほどの社員がいないし、互いの居場所が離れている。こんな小さな我が社でも、仕事の進め方に関して社員間に齟齬が生ずる事はままある。しかし殆どの場合、電話を使って1対1のやり取りで、会社としての方針を決したり再確認したりする事が出来るので、互いの時間を無駄にする事は少ないだろう。

まして現代では電話機能はさらに拡大して、モニターを使用して多元のミーティングが一か所に集まらなくても可能らしい。我が婿殿の会社はそのせいで会議出張が減り、九州に単身で飛ばされていた時、帰京のチャンスが減って嘆いていた。一方、昨日内閣にニュージランド地震対策本部が設置され、その第1回目の会議が招集されたそうだ。(先に本部名を地震災害対策本部と書いて、ホームページで確認すると災害対策ではなく地震対策になっている。これも少し変だと思うが)

9人の大臣様と内閣府から2人の副長官と副長官補1人が参加したらしい。態々報道陣を入れて本部長の総理大臣が挨拶している場面を撮らせている。婆さんに言わせると「祈りに似た気持ちになって・・・」こんな日本語があるものか。「私は脳が無いのでひたすらお祈りします」だったら分かるそうだ。中東か北朝鮮に住んでいたらこちらも含めて銃殺されかねない。与太は置くとして、何かと言えば総理が本部長の対策本部を立ち上げ、会議を開くようになったのはいつ頃からだろう。

内閣官房と官房長官に人材を得てない証拠だろう。会議を重ねれば重ねただけの実が伴うなら結構だ。実態は役所の末端で事務が増え、セクショナリズムが跋扈するだけに違いなかろう。一方、30人近い犠牲者は実にお気の毒ではあるが、繰り返し流される報道にはうんざりする。被災地に報道各社が個別にスタッフを派遣する事自体、救助現場を邪魔している事に何故気がつかないのだろう。

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