2011年2月16日水曜日

河村たかし名古屋市長

先日の選挙で圧勝した河村名古屋市長の話をよく聞いてみると面白い。一見して少し頭がおかしいのかと思っていたが、とんでもない間違いだった。かなり頭が良いようだ。13日のフジテレビ「新報道2001」に出演して長時間喋っている。減税とか議員報酬の削減を前面に打ち出すやり方はインチキくさいとか独裁的だとか言われているが、実に堂々と反論している。巨額の財政赤字を抱える自治体の首長が減税する暇があったら赤字を埋めるべき、の論調が多いが、聞いてみると減税分以上に公務員給与のカット等で節約している事も分かった。

今度の選挙の結果を受けて解散され改めて行われる市議会選挙で、河村チルドレンが第1党にでもなれば、政治には疎い新人議員をコントロールしてあなたの好きなように市を牛耳る事が出来る。これこそ独裁に繋がる事で、私は心配です。みたい事をフジの政治部長なる人が突っ込んでいたが河村氏は全くひるまなかった。自分は最初の選挙の時から言っている事は一つも変えていない。最初の選挙の時党を挙げて応援してくれた民主党が変節しているだけではないか。素人の議員と仰るが、これが何故いけないのですか?

手厚い税金で守られながら職業にしている議員より、ボランティア精神で臨んでくれる人こそ本当の市民代表と言えるのではないか。てな趣旨だ。聞いて尤もだと思った。民主党系市議は、河村氏が市長になって議員報酬800万円を打ちだすと、そんな事をしたら議員になり手が居なくなると自公と足並みをそろえて反対に回った。それが今度の選挙結果が出て、1週間も経つか経たないうちに「議員報酬の削減」を言い出す始末だ。如何に無節操とは言え少し恥ずかしいのでは。

河村氏は市民税の10%減税の必要性を力説したうえで、更に「もし自分が総理なら、消費税を1%引き下げる」と言い放ったのだ。すかさず、出演している自民党代議士やなんとか言う女性の評論家が「年収500間円の世帯が1年で1万円税金が安くなったって、経済効果なんか期待できないだろう。」と激しく反論した。しかし経済学者の日本総研副理事長高橋進氏は、河村氏の論に対し論理的に反論できず、河村氏の言う事にも一理はあると言ってしまった。

要するに消費税の上げ下げに依る経済効果なんかも、学者も政治家も○千億円だ事の○兆円と尤もらしい事を言っているが、実際のところはやってみなければ何も分からないが本音らしい。河村氏が出演していた民主と自民の政治家2人を「あんたたちこそ市民から見れば、談合で成り立っている独裁者だ。」と強烈にやっつけていたが、全く同感だ。国の政治家と偉そうにする前に、議員定数と自らの給与の削減をしてから、名古屋市長に文句を言えだ。

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