2011年1月6日木曜日

初めて知った四文字熟語

200枚ほど頂いた年賀状の中に、初めてお目に掛かる四文字熟語があった。多分小生同様ご存じない方もいらっしゃるのではと思うので、披露したい。「守株待兔」読みは「しゅしゅたいと」との事。広辞苑にも掲載されているようだが、主に中国で用いられているらしい。そう言えば賀状を下さった方は中国通の方である。意味は、日本では「守株」として用い、古い習慣を固守して時勢に応ずる能力のないことや、少しも進歩しないこと、中国では「守株待兔」で、自分では努力しないでうまい収穫にありつこうとすることをということ。だそうです。

どっちにしても日本の政治の現状を他山の石として、自らを戒めているような文面であった。小生自身も40代の初め頃の年賀状で、自らを励ます意味を込めて「駑馬十駕」と言う四文字をあしらった記憶がある。駄目な奴でも人様の10倍努力をすればなんとかなる。との言葉を聞きかじってのことだ。当時は今と違って、もっと頑張りたいと言いう気持だったのだろう。そんな事を思い出していると四文字熟語とは次元が少し違うのだが、このお正月、言葉に関連して別のことを思った。

英訳が難しい日本語が沢山あるようだが、日本人が多用する「頑張れ!」は英語圏で概念が見つからないらしい。お正月のテレビ番組だったと思うが、プロゴルファの丸山茂樹氏が話していた。「ヘエー」と思いながら気になっていたので、Yahooの和英辞書検索で引いてみると案の定引っかからない。丸山氏が何と言ったか忘れてしまったが、向こうでは他人を激励(チアアップ)するのに「いいぞ、いいぞ」とか「ウェルダン」的なフレーズ用い、「もっと気合を入れろ」的なこと即ち「頑張れ」とは言わないらしい。

日本では娘に対して「気合だぁ」を10連呼する親父も居るくらいで、激励の言葉として「頑張れ」は常識。小生も70歳になって未だ山に行こうと言うくらいで、男して「頑張り」が最高の美徳くらいに思って生きてきた。しかし落ち着いて考えると、少し欧米人の感性を見習った方が良いのかもしれない。

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