2011年1月4日火曜日

特段の事もなし

まだメインのお得意様の仕事始めにならないので、こちらはとしては明日の準備だけ。少し暇なので初詣の事をもう少し書いておこう。もう20回以上伊勢神宮参拝を続けているが、この10年くらいは大晦日の日帰りだった。2年越しのお参りは初めてである。JTBが企画するバスツアーに参加したのだが、先ず驚いたのは参加者の多さである。集合場所が新宿、東京、横浜3か所書いてあって、それぞれの出発時刻が18:00,18:30,19:00となっていたので1台のバスがその集合場所を回って客をピックアップするものと思っていた。

ところが、何と新宿で10台、東京駅に9台、横浜駅に5台で合計24台のバスが用意されているとの事。勿論車内は満席である。これには正直びっくりした。自分自身少し変り者と自覚はあるが、首都圏だけでも約1000人もの変り者が居る訳で、変人奇人の定義を見直さなけりゃとの思い。乗車したバスはヤサカバスとあったので本社は京都らしい。ドライバーは2名で添乗員が1名別に乗車している。聞くとJTBとして今回初めての企画だったらしい。料金が8千円と安い訳も分かった気がするし、何と言っても企画としては大成功だろう。

最初に添乗員から「伊勢参り初めての方?」と質問に手を上げた人は3,4人だけだった。高齢者が多いのは当たり前だが、娘や孫を同伴している女性が何組か居た。この場合男性はどうなっているのか、お離婚さんかななんて余計な事を想像してみる。隣は小生とほぼ同世代の男性で、昨年大晦日は讃岐の金比羅山までバスツアーをしたとの事。しょっちゅう旅行している様子でどうも独居老人の感じだ。時々不満めいた言葉をつぶやくがそんなに気にならない。

前列はそんなに老けては見えないお婆さんと我が娘と同じ年格好の娘さん、こちらも殆ど話声が聞こえない。後ろのシートが問題で、60に手が届くか届かないかの夫婦。仲が結局良いのだろう、常に口げんかをしている。しかもその間に携帯のメールを見ているのか送信しているのか、携帯の使い方を巡っての口論が激しい。他人の迷惑を気にしない根性も見上げたものだが、よく飽きないものと感心もした。

添乗員としては、8時頃から紅白をテレビで見せる予定だったようだが、結局テレビはまともに受信できず、後ろのご夫婦の口論を7時間近く聞く羽目に。これも1万円を切るツアーならではと我慢、我慢。旅そのものは非常に順調で、1時半より少し回った頃には内宮近くの駐車場に到着、5時過ぎまで自由時間だったので参拝もお土産を買う時間も余裕たっぷり。むしろ時間をもてあまして、五十鈴茶屋で新年の雑炊定食を食べたり、赤福で餅を食べたりしなければならないくらい。

5時30分には又バスに乗って、伊勢市外の朝熊ヶ岳なるところに連れていかれて伊勢湾に上る初日の出を拝む事になっている。1時間も掛からずに着いてしまったのだが、日の出は7時1分とのこと。標高は555mしか無いと言っても伊勢湾からの吹きさらしで滅茶苦茶寒かった。でも辛抱した甲斐があって、一昨日の日記にアップした結構な日の出を拝む事が出来た。家内に言わせると、「初日の出を拝めば良い事があると言うから良いじゃないの。」有難いことだ。

後は鳥羽港から伊良子港までフェリーに乗った。寒さは兎も角として天気が良かったので久々に海の風景を楽しむ事が出来た。帰路はさすがに車が多く、足柄のサービスエリアの休憩後、渋滞に巻き込まれ1時間半ほど立ち往生して新宿着が予定の6時から8時半くらいになったが、全体とすれば良く出来たツアーだったと言える。来年以降も行くとすればこれが良いだろう。

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