老人医療費 個人的体験

このところ暖かく穏やかな日が続いているので、今のところは風邪も引かず取敢えず息災に過ごす事が出来ている。この季節の変わり目には、例年行事のように鼻水が出たりして不愉快な思いをするので、今年は有難い。しかし昨日、もう10年以上8週間おきに通っている内科医に行って若干面白くない事があった。ここに通院するようになったきっかけは痛風のアタックである。未だ60歳になる前で、酒も随分飲んでいたし食生活もいい加減だったので当然の帰結だった。

当時勤めていた会社の近くでたまたま飛び込んだのだが、その後、10数年の間には大腸のポリープ摘出から始まり帯状疱疹やら胆石の手術やらを含め様々な病気の際に適切な初期診断で、いろんな病院を紹介してもらった。従ってこの先生を勝手にホームドクターに位置付けをして、2カ月に1度豊島区から渋谷まで態々通っている。ここ数年はこちらの生活態度が改まったし、尿酸を処理するザイロリックなる薬を飲み続けているので痛風の恐れは全く無い。

ここは結構繁盛しているお医者さんで、いつも最低1時間は待たされる。やっと診察室に呼ばれると、「どうですか、変わりありませんか?」「はい、お陰さまで変わりありません。」「では血圧を測りましょう。」結果はいつも大体同じで「130の80で特に問題はありません。いつものお薬を出しておきましょう。」で、まあ5分もあれば終わりである。しかし小生もホームドクターが居る事に安心感を覚えているので、この先生が何か検査をしたいと言えば「どうぞお願いします。」で文句を言った事はない。

たまたま昨日は前回からの約束で血液検査を受ける事になっていた。実は7月に豊島区の老人健診で血液検査を受けて、その結果を前回持参していたのだが、帰り際に「こちらでは4月以降血液検査をしていないので、次回検査をしましょう。」と言われて同意していたのだ。お医者さんもある意味でご商売でもあるので、厳密に言えばこの時点で不要かもしれないが、少しばかりのダブリには文句を言ってはいけないと思っている。

ところが、血圧測定のすぐ後でいきなり「もうそろそろ尿をアルカリ性にする薬を飲んだ方が良いと思います。ウラリットと言うとても良い薬があるので、それも出しましょう。」との話。「一寸待ってください。特に現在何の問題もない筈ですし、ザイロリックを毎日飲んでいますよ。その上に泌尿器科に役立つと言う事で漢方の八味地黄丸迄飲んでいますよ。」と抵抗したが、先生は「70歳を超えると、同じ予防でも多方面からのアプローチが必要で、現在服用している薬とバッティングする事も無いし・・・」と言う事でメリットをつらつらとお述べになる。

お医者さんと喧嘩をしても始まらないので、少し口論になりかけたところで「わかりました。」とこちらが引いた。薬を処方するとお医者さんにどんなメリットがあるか知らないが、先生もせめて血液検査をた後、その結果を見ながら次回に持ちかけてほしかった。馬の餌程の袋を持ち帰って婆さんに話をすると「もう渋谷のお医者さんは辞めたら。薬を処方すればお医者さんにメリットがあるのは当たり前じゃないの、そんな事も知らないの?」とこれまたあっさり仰る。そう言われても薬を売って儲かるのは薬局だけと思っていたし、通院を打ち切るなんて勇気はとてもない。

昨年は医療費が丁度10万円に届いてしまった。この調子では今年もまた行ってしまうのでないだろうか。個人の家計は兎も角、このようにして国の老人医療費は膨れて行くのだろうな。ま、次回は勇を鼓して八味地黄丸はお断りしよう。

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