日本と東京の違いだろうか

毎日のように池袋の繁華街を歩いているが、年末が迫って益々活気づいているようにも思う。特に池袋西口地下街には宝くじの売り場が2か所あって、いつ歩いてもこのところ毎回長蛇の列になっている。昨日プールで会った人に聞くと、何でも大当たりが良く出るのだそうだ。そりゃそうだろう、平日の昼間の人口で言えば、全人口の1割以上の人間が東京に集中する上に、池袋と言えば都内でも有数の繁華街である。当選者が多いのは不思議でもなんでもない。

むしろ不思議に思うのは、マスコミは不景気やら先行きの不安を盛んに喧伝しているのに、国内外旅行やパチンコ屋の広告はいつも溢れている。小生の目からすると、東京の人は自分の生活に不安を感じていないように見えてしまう。確かに牛丼一杯290円と言うと、売る側の人は大変だろうとは思う。しかし消費者からすれば結構な事に違いない。デフレスパイラルやら円高不況で企業経営は大変だそうだが、少なくとも家電業界は地デジ特需とやらで、作る人も売る人も寝る間もなく働いているらしい。

10月でエコカー減税が終了した自動車は、11月に入って売り上げが25%も下がって大変なような事を言っているが、こちらも売りまくっていた時の事は口を拭って知らぬ顔を決め込んでいる。今期はしっかり黒字を計上するようではないか。結局企業なんてものは、おかしな博打みたい事に手を出さない限り、環境がいかように変化しても損をしないように対応出来るものなんだろう。この辺が大手金融が支配するアメリカの企業とは大分違うと思う。

しかしそのとばっちりを食っているのが、そこで働く社員の皆さんと言う事で、我々の時代のように右肩上がりにお給金が伸びて行かない事になる。とは言っても、目指す会社か役所団体に就職さえしてしまえば、初任給が食えない程低い訳でもないので、取敢えずはハッピーで毎日を楽しく、代わりに向上心もなく過ごしてしまっている人も多いのではなかろうか。その結果が、結婚して所帯を構えようとか、家を持とうなんてことも考えになかなか進まないのが現代社会だろう。

問題の失業だが、報道を見ていると年寄りは兎も角、若年層は大企業とか中小企業とか変に選ばなければ求人は未だ求職者を上回っているらしい。以前も書いたが、就職氷河期なんてのはマスコミが騒ぐだけで、訳の分からない大学に在籍して、身の程を弁えず高望みをしているお馬鹿さんをテレビに登場させて、訳の分からぬコメントを拾って恥ずかしくもなく流しているにすぎない。失業率も彼のアメリカでは20%前後と言うのに、我が国では年寄りを入れて5%前後が証拠だろう。

中には本当に努力しても就職先が見つからない鈍な人もいるかもしれない。しかし現在就職してない人間は、何らかの事情で就職しなくえても食える人間が大半ではなかろうか。昔、親からよく言われたが「そんな事では橋の下の乞食になっちゃうぞ」てな次第で、若くして行き倒れになってしまったなんて話を聞いた事が無い。

円高で外国人観光客が減るとの懸念もよく聞くが、この円高の国を訪れる外国人も多く、こんな意見を聞いた。「日本は素晴らしい。先ず食事が美味いし街がきれい、人間も穏やかで犯罪も少ないらしいし、何よりも街行く人が綺麗で、特に髪の毛をきちんとセットしている人が多い。」後半については本当にそうかなと些か疑問だが、家内に聞くとまんざら嘘でもないらしい。結構な婆さんになっても皆さん美容院は几帳面に行かれるとの事。

どこをどう考えても、何から何まで結構な国ではありませんか。内閣に危機意識が無いのも当然と言えば当然だと思う。しかし国民が「内閣の危機管理・緊張感が足りない」と指摘していると、世論調査は示しているそうだ。小生は米中韓や北朝鮮の政府には内政上の本当の危機やら国民との緊張が存在するのに比較し、我が国は国民に危機意識は無いし、政府なんて猿にも勤まるぐらいにしか思っていないのだろうと思っている。

東京の一角しか見えていないせいかもしれないが、本当に不思議の国ニッポンだ。

コメント

oka さんの投稿…
全く同感の思いです

 田舎に住む者でもこの国の将来を心配する思いです。

人の心もどんどん変わって行く感じです、次は家族の崩壊も進むかもしれません。

 
 

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