検察審査会---健全な市民感覚?

今週の月曜日に東京第五検察審査会の議決が発表され、小沢一郎氏の強制起訴が確定したのはご案内の通り。小沢ファンの小生からすれば少し残念な気もしたが、本人はそれどころではないだろう。なんたって民主党内からでさえ、議員辞職しろという声が出てくるのだから。小生なんぞは短腹だから、すかさず「上等だ、辞めてやる。」と言いそうだが、小沢氏はそんな単細胞ではないだろうし、頭を悩ませている事だろう。

それにつけても司法関係の事なんぞ別世界の事なので、何も知らないと言っても過言ではない。当然ながら「検察審査会」なんて事自体今度の報道で初めて知った次第で、市井の大半の方も同様だろう。新聞等によれば仕掛けがどうなっているかは別にして、検察が独占している公訴権の例外として認められた、健全な市民感覚を反映できる制度らしい。今回は平均年齢30.8歳の市民11人によって構成され、おおよそ2ヶ月間ぐらいで何回審査が行われたか知らないが、最後の1週間ほど「審査補助員」なる専門家(弁護士)が指導したらしい。

大昔から存在している制度の事を、未だに何も知らない老いぼれが、殊更に論うのも可笑しいが、司法について全く無知の人間が「起訴相当」と断定する市民感覚とは何だろう?たまたま大阪地検特捜部の大チョンボ事件で検察関連に興味があったので、三井環元大阪地検の公安部長や元長崎地検検事の郷原弁護士の意見をインターネットで聞いたりしている。特に郷原氏は実に重大な指摘をしている。

時間のある方は是非下記を開いて<タイムシフト視聴する>をクリックしてご覧いただきたい。
http://live.nicovideo.jp/gate/lv28656293
自民党の議員で元検事である柴山昌彦も同席して、彼が今回の議決をヨイショするのだが、郷原氏に議決要旨を読む限り「不起訴処分の対象事実を逸脱した被疑事実で起訴相当議決を行うことは許されない。今回の起訴相当議決は無効であり、強制起訴手続をとることはできない。」と論破されて、反論できない。

専門家である郷原氏が見ると、この決議はどうもかなりインチキくさいものらしい。郷原氏は元々小生も好きな人だから身贔屓があるのかもしれないし、異なる見解の専門家もいるだろう。それにしても、もしそんな瑕疵があるとすれば、小沢氏が涙を流したくなるのも分かるような気がする。小生がチェックしている記事やコメントはそっちの意見が圧倒的に多いが、新聞やテレビと比べれば蟷螂の斧にすぎない。どっちの意見が世論になるかと言えば、帰趨は決定的である。しかしどっちが正しいかと言えば、官僚に取り込まれているマスコミに非があるように思えてならない。

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