2010年5月21日金曜日

サラリーマン川柳

今日は真夏日だったそうで、今年初めて半そでシャツで外出たが外を歩くと照りつける陽射しが強く、帽子をかぶってくるべきだったと後悔した。

サラリーマン川柳の優秀作品の発表があった。昨年も関連で日記を書いたように記憶するが、どれも感心するばかりだ。ベストテンに「先を読め 言った先輩 リストラに」と「先を読め 読める訳ない 先がない」と先についての不安を詠んだ川柳が2首も入っている。投稿者の年齢は不詳だが、先の投稿者はひょっとするとかなりお若いかもしれない。気持ちは分からないでもないが、若い人に「先の事を余り考えるな、今日を精一杯生きよ。」と伝えたいが、気持ちを分かってもらえるだろうか?

最近マスコミには「日本が沈没する」「日本が破綻する」と言う言葉が踊るが、そんな言葉に惑わされて悲観しないでほしい。経済的に日本がアイスランドのように或いはギリシャのようになる可能性があるのかどうか知らないが、そうなればなった時の事だ。自分の今日すべき事に向かって努力をするしかないだろう。
学生は勉強を、或いは就活を。社会でも家庭でも仕事についている人は役割を果たす努力を、或いは新たな道を模索する努力を。今の時代、何事も報われた実感を得るのに掛かる時間は確かに長いかもしれない。

仕事に関して言えば、己を取り巻く環境は確かに変化する。しかしその変化に応じて必死にもがいているうちはなんとかなるものだ。リストラも何回か経験しているが、不思議な事に誰かが助け船を出してくれた。職安・ハローワークのお世話になった経験がないので偉そうなことは言えないが、前の会社の取引先や友人が思いもよらないところで助けてくれた。偶々ラッキーだったのかもしれない。もう一つ言えるのは「親子兄弟夫婦 家族の絆・支えあい」これが一番大切で、ここさえしっかりしていれば「日本が駄目になろうが何になろうが」だと思っている。

そういった意味で読むと「子供でも 店長なのにと 妻嘆く」とか「ただ今と 犬に言うなよ 俺に言え」とか「離さない 10年経つと 話さない」はかなり深刻な要素を帯びていると言わざるを得ない。最後に「70歳 オラの村では 青年部」は我が身も省みて微笑ましい。

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