2010年4月13日火曜日

自然の移ろい 世の移ろい

気象庁が昨年初冬に発表した「今度の冬は暖冬」は、どう考えても予想外れだったと思う。日本の季節を「暖かい」とか「寒い」と一言で括ろうと言うのが、そもそも間違っているのではないだろうか。地球の温暖化にしても同じ事、温度計もろくになかった頃からの気温変化を示して「温暖化」説を唱えているのもかなりの無理がありそうだ。ここ数年で見ても氷河が縮小している場所もあれば、一方で北極の氷が増大している事実もあるらしい。

今年の冬は寒暖の出入りが激しい事が特徴的だったようだ。特に春に入っても寒さが続いているので、野菜農家は野菜が採れずに大変なようだ。婆さんも野菜が高くなってきたと言っている。ところが今日は昨日の寒さが一変、初夏のような暖かさになった。これは有難いが明日は又昨日のような寒さが来ると言っている。長期予想はあてにならないが、明日の予想はよく当たるのでがっかりだ。とは言うものの寒さが長引いたので花が長持ちした意味はある。

自然の移ろいは人知を以ては如何ともなしがたい。その時々の変化をあるがままに受け入れるしかない。時に嘆きたくもなるだろうが、すぐにほっとする瞬間も訪れる。「我が世誰ぞ常ならん」日本の四季はよく出来たものだ。

新年度に入って代表の座を降りたので、徐々に仕事の引き継ぎに入っている。クライアントにもアナウンスはしてあるが、未だ実感としては受け止めてもらえない。事務所も若干機材が増えたくらいで、基本的には変化が無い。家から事務所に来る時間も変わりないので、婆さんも今のところは変化を感じていないだろう。実のところ自分自身も同様だ。月末に振り込まれる金額でやっと実感がわくのかもしれない。「給料の 色は匂えど 散りぬるを」かな。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

人間の活動で地球が温暖化するなどオカシイと思ってます。
地球は過去に4回の大氷河期を経験しているといわれており寒暖は周期的で温暖化で北極の氷が解ければ海水の淡水化により海流に変化が現れ再び強烈な寒期となるといわれています。

ちっぽけな人間の力で大自然が変化するなど思い上がりもはなはだしいのではと考えます。
CO2削減目標など国際政治の道具であり地球規模では屁にもならない瑣末事項ではないでしょうか。

senkawa爺 さんのコメント...

匿名さん
いつもコメントをありがとうございます。
仰る通りです。人間の思い上がりも甚だしいと思います。

CO2削減目標が国際政治の舞台で大騒ぎになる事自体が不思議でなりません。