2010年1月18日月曜日

中学校の同窓会


故郷長野で中学校を卒業したのは50年以上昔のことになる。昨日は東京近郊に住む同窓生が19人集まって同窓会を開いた。老人が集まると病気の話か孫自慢くらいしか話題がないとよく言われるが、我が同窓生は決してそうではない。今年の計画を聞いていると、「パリに一緒に行きましょう」とか「アメリカ大陸を車で横断旅行をするつもり」と元気のいい話題が飛び交っている。 上の画像は虎ノ門の会場から東京湾方面を望んだもの。


となり合わせた友人は「昨年は百名山を踏破し、正月休みに小笠原諸島に行ってきた。今年になって山は既に3回も行っている。」この友人は少し凄すぎる。他方ではオペラ鑑賞同好の士が昨年の見たオペラの批評や今年の計画を論じ合っていたりする。医師不足の世の中のせいか三つの病院で現役として外来患者を診察している友人もいるし、とても並みの老人ではない。


最近は若い人が海外勤務を嫌ったり海外留学を敬遠する傾向があるようだ。我々の時代は昭和の「坂の上の雲」を目指した時代なので知的吸収力が旺盛であったし、現役時代に海外で活躍した人も多い。彼らは今でも積極的に海外に出かけている。「若かりし日に日本製品を売って歩いたベトナム旅行に行ってきた。それもインターネットで見つけた一泊20ドルの旅館に泊まりながら。」とか「子供婚礼でヨーロッパに行った」「同じく南アフリカに行ってきた」etc.「フルマラソンをX回出場した。しかし東京マラソンだけはいつも抽選漏れで悔しい。」


大方は社会人の第一ステージからリタイアしているものの、第2第3のステージでまだまだ社会的な貢献をしている人もいるし、第2の勤めを持ちながら一方でフルマラソンに出場している人、趣味にしている絵画で作った絵ハガキをお土産に持ってきてくれた人もいた。まだ第一線にいる牧師さんもいた。実に多士済々ではあるが皆幼馴染だから極めてざっくばらん、話も面白いしあっという間に半日がたってしまった。



実はこの会の幹事を引き受けてもう七年目になる。幹事として思ったことは、次回から会場設営の変更だ。ポイントは酒量との関係、昔は小生を含め皆大酒を飲んだが全員酒量がめっきり減っている。今回は会費8千円で飲み放題3時間の設営。時間は多ければ多いほど良いが、ビールに日本酒焼酎ワインと並べても、そんなに飲みきれるものではないことが分かった。飲んだだけ精算することにしても費用的にはそんなに安くならないかもしれないが、もう飲み放題の年齢ではない事だけははっきりした。



自分のお小遣いを考えるとこれからは会費も5千円ぐらいの場所がいいなと思っている。も一つは年に1回開催と思っているが、あと何年続くのだろうかという事だ。先の事は分からないとしたものだが、後期高齢者の入口あたりまでかな、と個人的には思っている。今回も女性の参加は19人中6人と少ない。考えれば同窓生のご主人は殆どオーバー70歳だろう。欠席の返事の中にはご主人の介護で残念ながらという人もいた。



今回の出席者は男性も全員背筋が伸びて若々しい雰囲気だった。しかし欠席者の中には既に体調を崩している人も当然いる。男子は老いが早くて女性に比べると早死にするとしたものだ。我々特に小生などはこれから先が問題だろう。そんな事に思いをいたして今回同出席してくれた友人達から沢山の元気を貰ったことを感謝しつつ、後5回は幹事役を果たしたいと思ったところである。

2 件のコメント:

TAK さんのコメント...

さすが御中学校卒業生はレベルが高い方が多いですね。
経済的に恵まれているのも元気な要因でしょう。
私も来月何十年かぶりに中学の同級会がある。何せ田舎の中学校なので、うちのクラスの大学進学率は10%位と今では考えられないほど低かった。御中学とは隔絶しています。

死亡率はどの位でしょう。
わたくしの場合高校は13%位、大学は15%位亡くなっている。さてわが中学クラス生はどの位元気なのだろうか?

senkawa爺 さんのコメント...

takさん
お早うございます。いつもコメントをありがとうございます。

確かにこの年齢になって会費8千円の同窓会に出席できる人は経済的に恵まれていると言えると思います。出席者男子の大部分と女子の1,2名も大卒だったかもしれません。それぞれ親に感謝すべきでしょう。

死亡率はよく分かりませんが、やはり15%前後だと思います。長野県は都道府県別にみると最長寿県のようです。長野在住の方のほうが長生きされるのではないでしょうか。