2010年1月7日木曜日

野党の存在感

小生子供の頃から少々ひねくれていて、何をしても野党贔屓の事が多かった。しかし日本には「判官贔屓」と言う言葉あるから、少数派や弱者を応援したくなるのは必ずしもひねくれているとは言えないかも。政治に関しても強大な与党は勿論、大成翼賛的政治体制は好ましくないので、現在の政治状況からすると「自民党」応援団にならなければいけないのだが、未だにその気持ちが湧いてこない。何故か、自民党が与党ボケのままで野党に慣れていないからに違いない。

谷垣総裁のリーダーシップの無さについては党内でもいろいろ言われているらしい。確かに野党の時こそ強烈なリーダーが居ないと組織がバラバラになってしまうだろう。と言ってもそんな事は百も承知で彼を選んだのだから如何に人材が不足しているかと言う事か?舛添要一なんかも新年早々テレビインタビューに答えて面白い事(小沢一郎以上の独裁者)を言っていた。他には一昨日河野太郎が自身のブログに面白い事を書いていた。以下引用する。

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>テレビのニュースはいいとこ取りしかしないから発言も気をつけなければいけないが、谷垣総裁の年頭の挨拶が少し気になる。

鳩山、小沢の政治資金疑惑はたしかにおかしいし、きちっとした説明を本人からさせるようにしていかなければならないが、今、政治がやらなければいけないのは日本経済を建て直すこと。そして日米関係を修復すること。野党第一党としては、国会の論戦を通じてこうした問題を議論して与党の間違いを認めさせ、正すことではないか。別に解散総選挙になったり、内閣総辞職になったりしても景気は上向かない。解散や総辞職が目的だということではいけない。

むしろ自民党としては、自らがきちんと変わりつつあるということを見せていかなくてはならない。そのためには、総裁が、山崎元副総裁や青木元参議院会長の参議院選挙出馬を直ちに明確に否定し、有能な新しい候補者をどんどん発掘することが大事だ。古ーい人たちがまた出てくるというような噂があること自体、自民党は変わっていないねと言われるもとになる。<

(河野太郎公式サイト > 河野太郎ブログごまめの歯ぎしり 自民党改革 > 町中のゾンビ 2010年1月 5日 17:19 から引用)http://www.taro.org/2010/01/post-677.php

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舛添要一や河野太郎のリーダーシップについては知らないが、野党の存在感を示すためには彼等の言う事の方が正しいのではではなかろうか。
更に言えば、石破政調会長が林、西村議員を引き連れワシントンに行った。国務省では次官補に辛うじて面会してもらったようだが、国防省では野党議員なので鼻もひっかけられなかったようだ。日米関係を修復するために野党として何をすべきかが全く分かっていない。

本当に辺野古の海を埋め立てて基地を建設するのが国益と考えるならば、いかなる理由か論理的に国民を説得するのが第一だろう。防衛庁長官時代は事務次官にかの守屋武昌を引き上げた石破の事だ。まさかと思うが何か身に覚えでもあるのかと勘繰りたくもなる。

山拓に公認を依頼されて、その場で断れないようでは幾ら野党でも応援の仕様がない。野党としての存在感を明確にするためには、総裁選で河野の言ったように古い人材を一掃しておいた方が良かったかもしれない。

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