2010年1月6日水曜日

当たり前のこと―指導者の責任

昨日までは正月休みのイレギュラーな生活で、ルーティンにしているテレビニュースも殆ど見る事はなかったし、新聞もあまり読まなかった。唯一見たのは前夜録画したテレビ東京の「カンブリア宮殿」(村上龍司会のレギュラー番組だがこの日のゲストが小沢一郎と宣伝していたので録画した)、前夜山から下りて来て7時前に寝てしまったので朝4時に目が覚めてしまい、お陰で通しで見る事が出来た。村上龍も緊張気味で質問していたが、質問内容と番組の構成が作家らしく要領を得ていて上手くまとまっていたと思う。

ゲスト小沢一郎の受け答えは決して上手でもないし、特別変わった事を言っている訳ではないが、何故か考えている事が凡百の政治家と大分違う事が伝わってくる。彼がこの番組で発信したかった事の最大のポイント、即ち私の心に一番残ったのは二点「一はこれまでの日本人のありようは何事によらず誰も責任を取らない事にある、特に政治家、メディアについてはこれを改めなければいけない。官僚支配はこの事から発生した、これからは政治家が責任を明確にしていく。二は私の師匠たちが行った調整型政治即ち足して2で割り責任の所在を不明確にすることはもう許されない。」

小沢は発言の一言が持つ意味の重大さをよく知るからか、非常に慎重な言い回しが多いがこの点だけはかなりはっきり言い切った感じだ。現在個人的には最も情報が多く集まる人だからさぞ目新しい話が出るかとも期待したが、そんな話が出る筈もない。小沢の過去を論っていろいろ言う人も多いが、彼とて思想信念がずっと一貫している訳ではなかろう。そんな人間がいたらお目に掛りたいものだ。これからの事について責任を取る、と言うのは当たり前の事のように思うがそうではない。民主党政府全体の動きもその方向を目指しているようにも思えるので、ある程度のものが見えて来るまで暫くは待とうと言う気になるではないか。

「政権担当者が行政に関する決定にに関して責任を取る」事は簡単普通にも見えるが、なかなか難しい筈だ。彼は更に言う「このパラダイム変化を理解しない人間が民主党内にも沢山います。」との事、そりゃそうだろうな。そこでリーダーとしてそっちの方向にどこまで全員を引っ張れるかの手腕が問われることになる。今朝からは藤井財務相の辞意表明と絡んで小沢との確執が面白おかしく報ぜられているが、私は予算編成をニュースで見ていて小沢が藤井に助け船を出した思っていた。むしろ困ったのはしゃべりすぎていた総理だったのでは。小沢はそれほどケチな人間なんだろうか。藤井さんも国会審議の責任を果たせないと思ったからの辞意表明だったのでは。もちろん市井の一庶民に真相が分かる筈もない。

昨晩久しぶりにテレビを見て思った事をもう一つ。今年の景気に関する財界人のコメントで一人だけ「景気を作るのは私たちの仕事だから頑張ります。」と言った人がいた。画面を見ていなかったのが残念だ。 大部分の人間が政府の成長戦略を早く示してくれだの、円安に誘導してほしいだの、企業減税をして欲しいだの勝手に言っている。私はこの一人の発言を聞いてはっと思い当った。これも当たり前と言えば当たり前、いくらサラリーマン経営者とは言え企業経営者が世の中の景気について他人任せのような事を平気で言うのは如何なものか。昭和20年代の企業経営者が聞いたらどう思うだろう。我が企業の発展は我が為でもあるが、この事が即ち世のため人のためとの思いを強くしなければ企業の存続なんかあり得ないではないか。

2 件のコメント:

みい さんのコメント...

初めまして

国民第一は、日本人じゃないですよ
国益は、考えてないんですよ

外国人住民基本法(犯罪者でも永住できる法案・日本人には差別したら処罰できる法案)
http://news.goo.ne.jp/hatake/20091119/kiji3962.html?disp=all

外国人参政権
http://www.youtube.com/watch?v=iHz2gCYOv0c&feature=player_embedded
(小沢さんは、韓国で宣言してるんです)

1000万人移民してくる法案もあるんです


テレビや新聞のスポンサー・株主構成みたら分かると思います
ネットでは検索をかければ色々わかります

今の政党は、在日です

senkawa爺 さんのコメント...

みいさん

コメントをありがとうございます。

いろいろなご意見があると言う事が分かりました。
勉強不足で済みません。