2009年9月10日木曜日

CHANGE

今日は抜けるような青空に風が爽やかで、珍しいくらいの秋晴れの1日だった。こんな日こそハイキングにでも出かけたいのだが、残念ながら未だ仕事に縛られて叶わない。この仕事なるものも、会社があり大勢の仲間が居てわいわいやっていれば社会の動きや変化を皮膚感覚として感じる事も出来るのだろうが、ワンマンオフィスだとそこがピンとこない。麻生氏が解散を宣言してから早2か月近い、選挙も終わって結果が出てから1週間以上も経つが、世の中がどんな風に変わっていくかが分からない。

総じてマスメディアは相変わらず「民主党は不安」のスローガンに沿って民主党マニフェストの問題点とか、連立の問題点とか、人事の予想みたい事ばかりを垂れ流している。これが正に政治空白と言う状態なんだろう。確かにこの間失業者が増えたりはしているようだが、大したニュースにもなっていない。むしろ新型インフルエンザが蔓延しつつある事や芸能人の麻薬ネタを繰り返し流している。もっと分からないのは裁判員裁判絡みの報道の多さである。この制度自体意味が良く分からないが、取りかえ引き替えこんなものを報道する事に何の意味があるのだろう?どうせこれから先、日常茶飯事となる事ではないか。
兎に角暢気なものだ。

民意或いは国民の審判が下った訳だから、出来るとかできないと言う問題も少しはあるだろうが、チェンジは間違いなくあると期待もしている。自分には伺うすべは無いが、恐らく社会では来るべき変化を予測しながらいろんな動きが出ている筈だ。中央の官僚なんかは昭和20年8月15日以降の小中学校の先生みたいものだろう。庶民は環境の変化には敏感な筈。権力の二重構造とか訳の分からない用語が多用されるが、個人的な事はそれほど大きな問題ではないように思う。自民党ばかりでなくマスメディアが大きく変わらなくてはと思うのだが、それを言うメディアにはお目に掛らない。

俯瞰的に見た時、新政権によって何が変化し何が変わらないのか、そこを的確に抉り出して示唆するメディアが見当たらない。いわゆる感度が鈍いように思えてならない。ジャーナリストの勉強不足と質の劣化で報道はステレオタイプばかり。政治家の日々の瑣末な動きにいちいち偉そうなコメントをしてふんぞり返っているアナウサーやコメンテータを見ているとうんざりする。

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