2009年8月26日水曜日

風の吹くままに

今度の日曜日はいよいよ総選挙、政権交代の風が吹いているそうだが、実際に起きるのだろうか?

もしそうなったら日本のどこがどう変わるのか非常に興味深い。大多数の有権者は自公政権に飽きて反対党に投票しているのだけで、国がどう変わるかなんて事については真剣に考えていない事だろう。私自身は検察制度(特に特捜制度)に変化が起きるか起きないかが最大の関心事である。当然民主党の政治家達も、マニフェストについては党としてオーソライズしては見たものの、これを政府として実行していく仕組みについては良く分かっていないのだろう。

一方政府の官僚たちは長い夏休みを楽しんだ後で、来月から始まる2学期をどんな思いで迎えるのだろう?

強かに、どんな政治家が乗り込んで来ようが、これまでに蓄積してきた情報の出し方さえ間違えなければ大した事にはならない、と高をくくっているに違いない。民主党マニフェストに関係する案件が関係する役所は、既に予算をはじめ殆どのシミュレーションを終えている筈だ。勿論人事についても整理はついていて、政府が組閣に1か月近く掛けると言っているから十分対応可能とと思っているに違いない。
組織体組織の戦いであれば官僚と民主党では横綱と褌担ぎにもならないのではと心配になる。

何と言っても60数年前に外国人の占領軍が乗り込んで来た時でさえ、慌てず騒がず「ハイ、ハイ」と言いながら自己保全を全うした組織細胞の末裔である。ましてや自民党や公明党に義理立てする必要ははなから何もない訳である。自分たちの組織が生き残れば良いだけだろう。従ってなるべく民主党マニフェストに沿った政策の実現に向けて協力する事になるだろう。しかし問題は公務員人件費の2割削減と天下り禁止条項だ。これを如何にいなすかがお役人サイドの腕の見せ所だし、民主党の力が問われる真のせめぎ合いになるだろう。

正直、個人的立場から言えば、我が家は婿も私も、民主党が本当に力を発揮したら些か生活に影響が生じかねない。小学6年生の孫でさえ「おとうの会社(本当は会社ではない)のためには鳩山さんより麻生さんが良い。」と泣かせる事を言うくらいだ。しかし肝心のおとう(婿殿)や私もそう心配はしていない。婿殿は誰に投票するか聞いていないが、少なくても私は風の吹くままである。結果現在の仕事が無くなってもいいと思っている。別に愛国心でも何でもない、昔から言う所の「世の流れには沿うて見よ。」だけの事だ。

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