2009年7月15日水曜日

誇りと復讐(上下〉 (新潮文庫):ジェフリー アーチャー

書店に行っても読みたくなるような本が無い。仕方なくと言った感じでこの文庫本を買った。理由は昔読んだ彼の処女作「百万ドルを取り返せ!」が非常に面白かったような記憶があったからである。しかしその後彼の本は1冊も読んでいない。でも彼が英国の政治家として栄光と挫折を繰り返し、刑務所に収監されたことは知っていた。

感想としては、自分の獄中体験とデュマの「岩窟王」のストーリーをパクッテ仕上げた小説で、冗長の割に盛り上がりに欠け面白くない。人生経験が豊富すぎると、あの要素もこの要素も盛り込むものが増えて、却ってシャープさが失われてしまうのかな。

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