2009年7月6日月曜日

遂に休養

ここ10年近くなるだろうか土日の午前中はいつもプールに行って体力劣化の予防とする事に決めたいたが、昨日は遂に草臥れてさぼってしまった。前日の午前中はいつものように1000m泳いでから30分ストレッチをして、その後仕上げにミストサウナでみっちり汗を出した。昼飯はよく行くパン屋でパンとジュースを軽く摂ってから、これも習慣化している碁会所に行った。いつもだと1時過ぎから遅くても6時半頃までだが、一昨日は「外で飯を食って来てくれ」と言われていたので、8時半頃まで冷房が効きすぎている碁会所に居たものだ。

帰宅して風呂で体を温め直したが鼻水が止まらなくて風邪薬を飲んで寝た。そもそも外気温度の変化への対応力が弱いので風邪もひきやすい。普段だと一晩寝れば前日の事は気にせず又同じパターンで行ける筈であったが、昨日はどうも気乗りがせず、午前中は家でゴロゴロテレビを見て過ごしてから碁会所だけ行った。土曜日は疲れのせいか成績があまり良くなかったが、昨日はゆっくりした気分で行った事が幸いしたか偶然か知らぬが良い碁が打てて成績は良かった。夜も運動した日と同じ時刻に就寝してぐっすり寝る事も出来た。

プールでは館内放送でしょっちゅう「体調が悪い時は勇気を持って休養を取るようにしましょう」とアナウンスしている。いつもは余計な事を言っていると思っていたが、今日は改めて本当にそうだなと思ったわけだ。学校でも会社でも休みを取る事が嫌いな日本人の典型見たいなものだが、これも寄る年波で遂に宗旨替えとなってしまった。お陰で今日は体調が又元に戻った気がする。

話が親父の事になるが、親父は幾つかパターン化した生活のリズムを持っていた。その一つが朝の冷水摩擦とラジオ体操である。自分が18歳で家を出るまでは、寒中であっても毎朝風呂場で冷水を頭からかぶっていたし、その後洋服を着て庭先で東の方に向かって手を合わせて何かを祈り、引き続いて体操(ラジオ体操であったか自己流であったかは分からない)を1日も欠かした事がなかった。だいぶ経って、こちらが構えた東京の所帯に来た時は流石に冷水を浴びる事はしなかったようだ。しかし必ず寝間着を脱ぐと必ず乾布摩擦はしていたし、庭がないので部屋の中で体操もしていたようだ。

一緒に生活していた兄に聞くと、自宅でも晩年は冷水はかぶらなくなっていったようだが、乾布摩擦や体操はずっとしていたようだ。何れにせよ92歳の長寿を全うしたのは、このような規則正しい生活リズムのお陰との観念がこちらにも刷り込まれているので、つまらん事かと思いつつ、そのつまらぬ事に何となく頑張る傾向がある。冷静に考えれば年齢に応じて劣化していく肉体を引きとめることは不可能に決まっている。それを少しでも遅らそうとするのは浅ましい考えかも知れない。劣化防止もいいが、過ぎたるは何とかにならないよう気をつける事にしよう。

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