2009年6月5日金曜日

「ニッポン社会」入門―英国人記者の抱腹レポート

滞日本歴17年イギリスのジャーナリストが見た日本。外国人から日本がどう見られようとよいではないか。と思いつつもつい読んでしまう。この記者さん、特に日本特定の文化とか歴史にかぶれて来日したわけではないので、先入観なしに自分が見たこと体験した事を通じて感想を書いているので読みやすい。

彼の文章を通して、むしろ英国人が日本をどのように見ているかを理解する事なった。即ち英国人から見ると、日本は地球の果ての小国であまり関心が無いという事だろう。実際に住んでみると、その小国にも捨てがたい良さはあるが、どうしても理解できない事が多そうだ。

異文化圏から情報発信の務め負うジャーナリストとして、どんな情報を本国に送ってきたか、またそれがどのようにモデファイされて本国の新聞に掲載されているかに関する経験談が特に面白い。情報は長い距離と時間を隔てるとやはり相当に変質する事を知る所になった。

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