2009年5月12日火曜日

麻生総理

昨日発売の「文芸春秋」を読んでいたら面白い事が書いてあった。”「4年で4人」総理の通信簿”と言う記事で小泉、安倍、福田、麻生の4人の総理を3人(政治評論家の御厨氏、元鳥取県知事の片山氏、時事通信解説委員長の田崎氏)がそれぞれに採点しているのだが、3人ともどの総理にも50点以上の点を付けていない。中でも麻生総理に対しては3人とも最低の評価でかなり手厳しい。

昨日民主党小沢代表の辞意表明があったばかりだが、雑誌は先月末には編集が終わっている筈。にも関わらずタイミングを外さない記事になっているので編集者もホッとしているだろう。記事中で成程と思ったのは片山氏の発言でこういうのがあった。

「権力と言うものは使い方を間違えると国の行く末を過つことになる。---中略---権力を持つことへの恐れと言うか、そういうものが麻生さんには感じられない。15兆円使っても、妙に明るいでしょう。実は財政破たんした北海道の夕張市のかつての市長がああいう感じだったのです。ハコものをどんどん作ればいいんだ、後は政府が全部面倒みてくれる、というノリだった。」

要するに麻生総理は勘違いしているというか、国民をなめ切っていると仰りたいようだ。言いえて妙というか非常に分かりやすい解説だと感心した。楽しみにしていた党首討論は流れてしまったが、悪党小沢が暗躍するこれからの政局が見ものだと思う。

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