政治には余り関心を持たぬよう自制し、新聞の社説はめったに読まぬが、今朝は朝日新聞の社説を珍しく読んで共感を覚えたので取り上げたい。タイトルは<初の党首討論 誠実とは遠い首相答弁>となっている。昨日の党首討論はテレビの中継は観なかったが、夕方ネットで一応観ていたので、このタイトルはよく理解できる。俗に<貴様、何様のつもりだ!>の喧嘩言葉があるが、同じ気持ちで腹が立っていたので、大新聞が取り上げてくれたのでホッとした。
高市首相が自民党内でもどちらかと言えば右寄り、保守的な党員の支持で総裁になれたことは理解しているつもり。小林鷹之政調会長も右寄りかもしれぬが、彼の場合は話し方がかなり論理的になろうとして努力していることが分かるが、高市氏はまるで子供の喧嘩みたい。立憲の野田代表から政治と金の問題に関して「政治資金の受け皿が、7千以上もあるのはおかしい。整理すべき。」と突っ込まれたらすかさず「受け皿の問題は現在党内で調査を進めている。しかし結果を他党に言うつもりも必要も無い。」と突っぱねたことには腰が抜けそうなくらい驚いた。
首相は寝る時間も惜しんで働き、勉強していると伝えられている。それだけ準備不足を自覚しているならば、意見を異にする他党の首脳との短い対話の機会。なぜもっと素直に相手の意見を聞くことが出来ないのだろうか?現在正に国際的にも不安定要素を醸し出した台湾をめぐる<存立危機事態>(注:言葉が難しすぎて覚えられなくて困っている)にかんする無責任な発言で困っているのは日中間でまじめに仕事や商いをしている人たちだろう。
小生も少し時間が出来たので、昨日は元外務官僚田中均氏の解説をYouTubeで1時間以上じっくり観て高市首相の勘違いを理解した。時間がある方は是非視聴することをお薦めする。https://www.youtube.com/watch?v=kSiFFA6lc-w
0 件のコメント:
コメントを投稿