昨日は公明党が自民党との連立解消を発表して政治的には大きな騒動が起こった。これが日本の将来に如何なる影響を及ぼすのか、分かる人は少ないだろう。登り続けていた株価が急激に下がり始めたりしているが、序に物価も下がってくれれば年金暮らしの小生には有り難いが、どうなることやらだ。この問題は措くとして、この騒ぎの中不思議なことにNHKは4時以降になってもこの問題を取り上げることなく、平然とレギュラーの番組を流し続けていた。
5時過ぎにもういい加減しびれを切らして再度テレビをチェックすると、今度は石破茂氏が何かしゃべっている。何やら日本の近代史のような話をとくとくとしているので不思議な気持ちで何となく見てしまった。どうやら先の大戦がなぜ防げなかったかについて小中学生にでも教えるような言い方で話している。そう言えば朝のメールで元外務官僚の天木直人氏が書いていたのがこのことだと気がついた。
天木氏はメールのタイトルで「戦後80年見解を出すのに北岡伸一御用学者の了解を得ようとした石破首相のなさけなさ」と表現している。北岡伸一氏がどれ程情けない学者さんか、著書を一度も読んでいないので知らぬが、名前だけは聞いたことがあるように思う。それよりなにより、石破茂氏その人が年齢的には小生から見ればかなり年下の筈。先の大戦以前からの話を持ち出すには相当無理がありそうだ。
小生も偉そうなことは言えぬが、石破氏の指摘に「戦前は統帥権があって政治責任の所在が不明確だったが、現代は憲法下で文民統制が確立したので云々」との一説があって引っ掛かった。小生が思うに「待ってくれ、本当に現在文民統制が取られているかね?防衛相内で徐々に文民統制の形骸化を図り、最終的には憲法まで改正して自衛隊を軍隊にすべく、常に画策してきたのはあなたが自民党そのものだろう。」だ。
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