2025年9月25日木曜日

祖母のこと

 今年の秋の彼岸は20日から26日迄の1週間、従って明日で終わる。昨日長野市在住の従妹からメールで連絡があった。彼女は先日の墓参りにも付き合ってくれたが、敬虔なクリスチャンでもある。曰く「一昨日主人と娘の3人で松代にある菩提寺西楽寺のお施餓鬼法要に行ってきました。今年は祖母の50回忌でした。早いものですね。彼女を知る人は少なくなりましたが、お兄さん、どうぞお元気で。」彼女は早くに両親を亡くし、我が家の妹同様に育ったので、未だに<お兄さん>と呼んでくれている。

祖母の50回忌とは知らなかったが、小生も祖母には大変な世話になっている。昭和18年の夏、当時熊本県庁に奉職していた父が急に海軍行政官としてバリ島に赴任することなった。当時は私の下に弟が生まれたばかりで母も大忙し、長野から手伝いに来てくれていた祖母が小生を暫く長野で預かることが決まったようだ。ある日の夕方祖母に引きつられて外に出た小生は玄関先で大泣きした記憶があるが、祖母にあやされて汽車に乗り、翌朝長野に到着。駅から祖母に抱かれて人力車で善光寺より少し高い位置にあった母の実家に到着した。

その後母や兄たちが到着したのは恐らく小学校の2学期が始まるタイミングだった筈。それまでの間毎晩祖母が添い寝をしてくれ、多くの話を聞いたに違いない。具体的な記憶は殆ど無いが、俗に<三つ子の魂百まで>と言うではないか。恐らく我が魂には祖母の影響が色濃く残っているに違いない。

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