2025年9月4日木曜日

平和と戦争

 この数日の報道を見聞きしながら思うことがある。大東亜戦争突入の前年に生まれたせいもあろう。人類は国家なる集団を作って生存を計る実に興味深い動物で、たまたま小生は日本国に産まれ85年の歳月を過ごしてきた。現在の世界には万遍なく人類が生存し、その数は80億人を超え、国家の数も200近いとされている。10歳に満たない頃聞いた話では支那に4億の民が居たりしたが、GoogleのAIに聞くと、1940年当時の世界人口は正確な統計は無いようだが約23億人、日本人口は約7300万人。現在と比較すると、世界人口は当時の約3.6倍、日本人口は約1.7倍に増えているそうだ。

小生が誕生する大分前、明治維新以来かと思うが、日本は世界のあちこちでやたらと戦争を仕掛けてきた。欧米でも同じようなもので、あちこちで戦争による殺し合いで領土を拡大したりされたりの騒ぎは続き、現代でも未だ続いているとも言える。戦争で国家を作り上げる歴史は4大文明発祥以来のものだろうが、エジプトは現代どちらかと言えば小国、中東は大分裂していて目立つような国家は存在していない。この地方は石油などの埋蔵資源が豊富だが、人類が定着しやすい食料供給が難しいのだろう。

しかしガンジス川河畔のインドと長江、黄河を有する中国は何れ劣らぬ大国になっている。更に考慮すべきは18世紀まで未開地とされた北アメリカ。現在はアメリカ合衆国とカナダと言うことになっているが、前者が世界で筆頭の軍事大国になった。しかし先月末から今月初めにかけて中国の天津で上海協力機構の首脳会議が開催され、インドのモディ首相と中国の習近平主席が固い握手を交わして世界平和への協力を言っている。

そして昨日は北京で抗日戦争勝利80年と謳った大イベントが行われて、主催者習近平氏が世界平和への貢献を謳いあげた。アメリカは特段の動きが無いが、国内の引き締めに忙しいのだろう。日本は戦勝を祝う彼らに彼らに結構な材料を提供した形だ。しかしマスコミは台風情報を大きく取り上げるばかり。本当にこれでいいのだろうか?

明日以降の世界情勢は誰にも分からないにしてもだ。個人的には北京の晩さん会に招待された鳩山由紀夫氏に意見を聞きたいと思っている。

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